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人間形成における<エゴイズム>とその克服過程に関する研究

人間形成における<エゴイズム>とその克服過程に関する研究

「主体的経験の現象学」による接近

定価: 25,300 (本体 23,000 円+税)
本研究は、著者が自らの経験への省察を通して、自己の内面深部に潜む〈エゴイズム〉にいかに対峙しうるかを考究し、人間形成論として理論定立を試みたものである。
目次を表示します。
プロローグ
序論
 第一章 本研究の問題意識と課題設定
  第一節 本研究の問題意識
      ―人間形成における<エゴイズム>克服の問題―
第二節 主要な教育思想家の人間形成論における<エゴイズム>の問題
      ―本研究の課題設定を目的として―
  第三節 先行研究
  第四節 本研究の課題と構成
第二章 本研究における問題究明の根本態度
  第一節 問題究明の根本態度
  第二節 主体的経験の現象学
第Ⅰ部 <エゴイズム>の本質
 序
 第一章 本研究における<エゴイズム>概念の確定
 第二章 <エゴイズム>の本質
  第一節 <エゴイズム>の本質と人間精神の根源的な働き
  第二節 <エゴイズム>と近代人間中心主義
第Ⅱ部 <エゴイズム>の克服過程
 序
 第一章 <エゴイズム>の克服過程に関する考察の基盤(その一)
     ―S・キルケゴールの「受け取り直し」概念の検討―
  第一節 キルケゴールの実存的自己生成論
      ―「受け取り直し」概念考察の基盤として―
  第二節 キルケゴールの「受け取り直し」概念
      ―何がいかなる形で「受け取り直される」のか―
  第三節 キルケゴールの「受け取り直し」の過程
      ―いかなる過程を経て「受け取り直し」は可能となるか―
 第二章 <エゴイズム>の克服過程に関する考察の基盤(その二)
      ―V.E.フランクルの「生から問いかけられている者」概念
の検討―
 第三章 <エゴイズム>の克服過程
  第一節 <エゴイズム>への安住
      ―日常的状態―
  第二節 <エゴイズム>の自覚
      ―危機への突入―
  第三節 <エゴイズム>との苦闘
      ―危機的状態―
  第四節 <エゴイズム>の克服
      ―危機の克服―
  第五節 <エゴイズム>の受け取り直し
      ―本来的状態―
  第六節 <エゴイズム>の克服過程の特質・意義
結論
  第一節 本研究の結論
  第二節 今後の課題
補論 <エゴイズム>克服への教育的関与
  第一節 <エゴイズム>克服への教育的関与における諸原則
  第二節 <エゴイズム>克服と学校教育


エピローグ
索引
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
著者諸富祥彦 著
発行年月日1994年02月28日
頁数640頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0877-0