人格形成的機能を高める教科構成論の研究
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はしがき
凡例
序章 論文の目的・構成・意義と各章の概要
第1節 論文の目的・構成・意義
第2節 各章の概要
第1部 ソビエト人格理論の探究
第1章 ソビエト社会における人格研究の目的
第1節 人格研究の必要性
第2節 ソビエト哲学と人間の問題
第3節 人格概念と関連諸概念
第2章 ソビエト心理学における人格理論の概括
第1節 ソビエト心理学における人格理論の諸相
第2節 人格研究の進展
第3節 人格研究の現状
第3章 ダウィドフ人格理論の分析
第1節 ペトロフスキーによる「主導的活動」論批判
第2節 ダヴィドフ人格論の断面
第3節 ダヴィドフ心理発達論
第2部 教科構成基礎研究
第4章 教科構成における一般化理論
第1節 ダヴィドフ等の教授=学習理論の構造
第2節 経験的思考とその教育内容の構造
1.経験的思考
2.教育内容の構造
第3節 理論的思考とその教育内容の構造
1.理論的思考
2.教育内容の構造の特質
第5章 内容的一般化による数学課程の構成
第1節 数学課程の概略
第2節 量の理論
第3節 量,数,乗法,分数諸概念の導入
1.量概念の指導
2.数概念の導入
3.乗法の導入
4.分数概念の導入
第4節 数教協の数量指導との比較
第6章 教育現代化におけるダヴィドフ理論の位置
第1節 研究の概観
第2節 ソビエト教育現代化におけるダヴィドフ理論の位置及び
ブルーナー理論との比較
1.現代化との関連
2.ブルーナー理論との関連
第3節 内容的一般化論の展望
第3部 教科指導の実践的研究
第7章 算数の授業分析法
第1節 面積の教材研究
1.科学の中での面積
2.生活の中での面積
3.子どもの認識の中での面積
第2節 指導過程の研究
1.指導計画の比較
2.指導法の比較
3.指導過程の決定
第3節 授業分析
1.面積の授業例
2.授業分析
第4節 算数科授業における相互作用分析
第8章 算数の授業構成法
第1節 かさの授業
1.提示物の重要さ
2.かさの認識の基礎
第2節 分数の授業
1.分数の意味
2.授業の有効な組織化
第3節 速さの授業
1.速さの教授の意義
2.失敗の授業から学ぶ
3.話し合いの組織化
第4節 比例をわかりやすくするために
1.模擬授業から
2.算数の授業で陥りやすい過ち
3.実体的イメージの重要さ
第5節 比例の授業づくり
1.比例の位置づけ
2.比例の授業書
第9章 算数・数学課程の構成原理
第1節 一般化の原理
1.水道方式の教材構成
2.水道方式の一般化原理と内容的一般化論との比較
第2節 直観性と対象性の原理
1.ダヴィドフにみる直観性原理批判
2.対象性原理の意義
第3節 実体的イメージを生かした授業書の作成方法
1.授業書の作成
2.算数科の授業書―「角と角度」
補論 授業研究の課題
1.授業研究の目的
2.授業研究の歩み
3.教育課程への照射の道程
第4部 教科構成論構築の研究
第10章 教科指導と人格形成の関連に関する理論
第1節 教科指導とは何か
1.教育学の諸概念
2.教科指導の構造
3.授業過程
第2節 教科指導と思考の形成
1.教科指導と思考の形成
2.思考力の形成
第3節 教科指導と人格の形成
1.思考の人格的側面
2.人格的側面の実験的研究
第4節 人格の構造
第11章 新しい教科構成論の提起
第1節 教科構成再編成のための人格モデル
第2節 人格を中軸にした教育内容の構成
第3節 新しい授業形態
第4節 教科構成の新しい試み
第5節 ソビエトにおける教科構成の再編成
結語