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経済史としてのフランス革命

定価: 12,100 (本体 11,000 円+税)

フランス革命を財政と権力の絡み合いという観点より説明。特に従来わが国ではあまり語られることがなかった貴族階級の実態や大土地所有の残存等に言及する。

【著者略歴】
小林良彰(こばやし よしあき)
経済学博士
昭和7年 神戸市に生まれる。
昭和31年 東京大学文学部西洋史学科卒業
昭和43年 大阪大学大学院経済学研究科修士課程修了
同志社大学商学部教授を経て、
平成2年 日本大学経済学部教授
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
序   文
第一章 フランス革命の経済史的内容
 第一節 フランス革命の基本的原因と結果
 第二節 フランス革命の財政的原因と結果
第二章 フランス革命の財政指導者
 第一節 フランス革命初期の財政指導者
 第二節 平原派指導者としてのカンビン
 第三節 恐怖政治の財政指導者カンボン
第三章 フランス革命と貴族大土地所有者
第一節 フランスにおける貴族財産の連続性
    ―デュルフォール公爵、リシュリュー公爵、ブロイ公爵、バラ子爵について―
 第二節 フランス革命と大貴族
    ―タレイラン公爵、ラ・ロシュフーコー・リヤンクール公爵、
ポリニャック公爵、ブルツイユ男爵、コンデ大公―
第三節 ラファイエット侯爵とフランス革命
第四節 現代フランスにおける貴族階級の残存
第四章 フランス革命の政商
 第一節 恐怖政治の時期に滅んだデスパニャック
 第二節 新興の巨大政商ウヴラール
 第三節 王党派の実業家バッツ男爵とブノワ
第五章 マチエ著『フランス大革命』の革命史観について
 第一節 フラソス革命の原因と結果についての理論的誤解
 第二節 ジロンド派の役割についての理論的誤解
 第三節 恐怖政治についての理論的誤解
第六章 ソブール著『フランス革命』の革命史観について
第一節 常識的な理論の中に含まれる誤解
 第二節 貴族階級の実態に関する誤解
 第三節 バスチーユ占領の意味が正確に理解されていない
 第四節 フイヤン派とジロンド派についての誤解
 第五節 恐怖政治に関する誤解
第六節 フランス革命の結果に関する誤解

業績書
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著者小林良彰 著
発行年月日1992年02月29日
頁数468頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0810-7