ロホー国民教育思想の研究
定価:
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はしがき
序章 一八世紀後半における「国民教育」論の展開と民衆教育
―問題提起のために―
第一節 「国民教育」論の台頭
第二節 汎愛派によるドイツ「国民教育」運動の展開
第一章 フリードリヒ・エーバーハルト・フォン・ロホーの生いたちとその
時代
第一節 ロホーの家門、所領及びその幼少年時代
第二節 フリードリヒ大王の即位とシュレージエン侵略政策の開始
第三節 ブランデンブルク・リッターアカデミーにおけるロホーの勉学
第四節 「国家の柱石」プロイセン軍将校としてのロホーの活躍とその
挫折
第五節 「レカーンの領主」ロホーの登場
第二章 一八世紀プロイセン絶対王制のいわゆる「農民保護」と対農民強制
就学政策の展開―ロホー国民教育思想の歴史的・社会的背景―
第一節 当代最大の社会問題としての「農民問題」とプロイセン絶対王制
のいわゆる「農民保護」
第二節 プロイセン絶対王制による、いわゆる「農民保護」の一環として
の農民層にたいする強制就学政策の展開とその特質―「堅信礼」
受堅のための教育―
Ⅰ フリードリヒ・ヴィルヘルム一世の治下(一七一三-一七四〇)に
おける対農民層強制就学政策の開始
Ⅱ 一七四〇年の即位から一七六三年の「プロイセン王国全諸州農村学
校通則」制定までのフリードリヒ大王の民衆教育政策
Ⅲ 一七六三年の「プロイセン王国全諸州農村学校通則」の制定と全般
的な学校改革の開始
第三章 「農業革命」と農民層の啓蒙
―ロホー「国民教育思想」の経済論的基底―
第一節 一八世紀後半の東部ドイツにおける「農業革命」の展開
第二節 ロホーと重農主義思想
第三節 『共同地の廃止に関して農民に寄せる一領主の書簡』
―「農民啓蒙」に向けて―
第四章 ロホーの農村学校改革
第一節 教科書の著述とプロイセン絶対王制の農民教育政策にたいする
批判
第二節 「模範(ムスター)学校(シューレ)」としてのレカーン新学校の
開設と発展
第五章 ロホー国民教育思想の展開
第一節 体制維持と民衆「啓蒙」
第二節 農民教育と「国民教育」
第三節 国民教育と教師養成
第六章 ロホー国民教育思想の発展と国民教育制度の構想
第一節 一七七九年以降におけるロホー国民教育思想の発展
第二節 ロホーの国民教育制度構想
補章 ロホー国民教育思想の再評価のために
付録Ⅰ ホーエンツォレルン家系図
付録Ⅱ 一八世紀プロイセンの教育行政機構
付録Ⅲ 一八世紀当時のドイツ及びプロイセンにおける貨幣、度量衡の単位
付録Ⅳ F・エーバーハルト・フォン・ロホー著作目録
ロホー著作目録
ロホー著作集、全集及び書簡集
付録Ⅴ 一七七三年から一八〇五年までのレカーン学校視察者ならびに同校
における研修者名簿