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米国カリキュラム研究史

定価: 24,200 (本体 22,000 円+税)
ここ一世紀にわたるアメリカ合衆国におけるカリキュラム研究を一貫した歴史の流れとしてとらえ、その発展過程を整然とした研究史にまとめ上げた教育界随一の名著。
目次を表示します。
序論 カリキュラム研究史の課題と本論文の意図
第一章 伝統的カリキュラムの成立過程
 第一節 アメリカ教育の植民期とそのカリキュラム
 第二節 アメリカ教育の形成期とそのカリキュラム
 第三節 アメリカ教育の拡充期とそのカリキュラム
第二章 伝統的カリキュラムの基本的性格
 第一節 伝統的カリキュラムの歴史的背景
 第二節 伝統的カリキュラムの理論的根拠
 第三節 伝統的カリキュラムの基本的特質
第三章 新教育運動の発展と伝統的カリキュラムへの挑戦
 第一節 新教育運動の社会経済的背景
第二節 西欧教育思想の導入とペスタロッチ主義教育運動の発展
 第三節 フランシス・パーカーのカリキュラム研究
第四章 全国委員会によるカリキュラム研究
 第一節 中等学校の教科に関する十人委員会のカリキュラム研究
 第二節 初等教育に関する十五人委員会のカリキュラム研究
 第三節 大学入学要件に関する委員会のカリキュラム研究
第五章 アメリカ・ヘルバルト派のカリキュラム研究
 第一節 アメリカ・ヘルバルト派の研究活動
 第二節 学習統合の問題
 第三節 開化史段階の理論
 第四節 方法的単元の問題
 第五節 批判と前進
第六章 ジョン・デューイのカリキュラム研究
 第一節 カリキュラム構成の基本原理
 第二節 カリキュラム構成の社会的基礎
 第三節 カリキュラム構成の心理的基礎
 第四節 初等カリキュラムの実際案
第七章 実験学校におけるカリキュラム研究
 第一節 デューイ学校のカリキュラム研究
第二節 パーカー学校のカリキュラム研究
第三節 メリアム学校のカリキュラム研究
第四節 コロンビヤ大学実験学校のカリキュラム研究
第八章 プロジェクト・カリキュラムの発展
 第一節 キルパトリックのプロジェクト論
第二節 キルパトリック以後のプロジェクト論
 第三節 プロジェクト教科の発展
第九章 教育における時間経済委員会のカリキュラム研究
 第一節 ハーバート・スペンサーのカリキュラム論
 第二節 科学的教育研究運動の勃興
 第三節 教育における時間経済の問題
 第四節 時間経済委員会のカリキュラム研究
第十章 科学的カリキュラム構成の発展
 第一節 ボビットのカリキュラム研究
 第二節 チャーターズのカリキュラム研究
 第三節 ハラップのカリキュラム研究
 第四節 活動分析法に対する批判
第十一章 N・S・S・Eカリキュラム委員会の研究
 第一節 カリキュラム理論統合の企図
 第二節 カリキュラム構成の基礎
第十二章 中等カリキュラム研究の前進
 第一節 中等教育改造委員会のカリキュラム研究
第二節 一九二〇年代の中等カリキュラム研究
 第三節 アメリカ歴史学会の社会科研究
 第四節 全国国語教師協会のカリキュラム研究
第十三章 教育革新期のカリキュラム研究
 第一節 アメリカ教育の現代期とその社会経済的背景
 第二節 アメリカ教育の現代期とその哲学的・心理学的背景
 第三節 一九三〇年代のカリキュラム研究
第十四章 地方カリキュラム改造運動の発展
 第一節 地方カリキュラム実際案の改造
 第二節 カリフォルニヤ案の成立とその歴史的意義
 第三節 バージニヤ案の成立とその歴史的意義
第十五章 進歩的教育協会の八年研究
 第一節 中等学校と大学の連絡に関する委員会
 第二節 八年研究で実験されたカリキュラム形態
 第三節 八年研究における教育評価の研究
 第四節 実験学校卒業者の追跡研究
第十六章 中等学校カリキュラム委員会の研究
 第一節 中等学校カリキュラム委員会の研究活動
 第二節 青少年の欲求を中心とするカリキュラム構成
 第三節 各教科委員会の研究報告
 第四節 その他の中等カリキュラム研究
第十七章 戦後のカリキュラム研究(一)
 第一節 N・E・Aの戦後カリキュラム案
 第二節 デューイ協会の戦後カリキュラム案
 第三節 N・S・S・Eの戦後カリキュラム研究
第十八章 戦後のカリキュラム研究(二)
 第一節 ホレースマン・リンカン案
第二節 戦後カリキュラム研究の基本的動向
結論 米国におけるカリキュラム研究の帰結とその批判
著者倉沢剛 著
発行年月日1985年09月30日
頁数938頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0635-6