芸術教育運動の研究
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はしがき
序 論 芸術的価値と教育的価値
第一章 芸術教育運動の源流
第一節 明治公教育と代用教員石川啄木
第二節 石川啄木の教育思想とその展開
第二章 芸術教育運動の思想と実践
第一節 雑誌『芸術自由教育』の思想
一 『芸術自由教育』の創刊
二 『芸術自由教育』の思想
第二節 自由画教育運動
一 自由画教育の萌芽
二 山本鼎と自由画教育運動
(1)山本鼎の教育関心
(2)自由画教育論と自由画教育運動
三 自由画教育運動の背景
(1)農民美術運動と自由画教育運動
(2)芸術の大衆化と地域文化の向上
第三節 童謡と児童自由詩の運動
一 北原白秋の「小学唱歌々詞批判」
二 童謡と児童自由詩運動
三 北原白秋の教育思想
第四節 童話と童謡踊
一 岸辺福雄の思想と実践
二 口演童話の思想と体系
三 『芸術自由教育』と岸辺福雄
第五節 文芸教育論
一 片上伸の文芸教育論
二 『文芸教育論』と『教育哲学』
(1)問題設定
(2)大正時代の教育研究
(3)教育研究におけるリアリズム
(4)教育哲学の建修
第三章 芸術教育運動の展開
第一節 山本鼎の自由画教育の授業
一 自由学園と山本鼎
二 自由学園の図画教育
三 山本鼎の自由画の授業
第二節 学校教育と美意識の形成
一 本節の課題
二 近代日本人の美意識の形成過程
三 西洋画教育と日本人の美意識
第三節 芸術教育論の研究
一 芸術教育論の隆盛
二 春山作樹と阿部重孝の芸術教育論
付 論 文学型教師の意識と行動
一 教師と文学の種々相
二 白樺派教師とアララギ派教師
三 鈴木三重吉と『赤い鳥』
四 教育ジャーナリストと文学
あとがき
索引