序説 研究の意義・課題と特質
第一章 研究の意義と課題
第一節 わが国の生活指導とアメリカのGuidanceとの関係
一 アメリカのGuidanceの導入
二 Guidanceによる生活指導観
第二節 Guidance理念に関する研究の現状と、その批判
第三節 Guidanceにおける哲学的前提を研究課題にすることの意義
第二章 研究の方法上の特質
第三章 本研究の基本的視点
序論 Guidanceの意味の考察
第一章 Guidanceの概念の類型
第一節 Guidanceの諸概念
一 Guidanceの研究者の概念規定
― 一九三二年から一九六四年にわたって―
二 Guidanceの実践者の概念規定
―Guidance worker、Superintendent―
第二節 Guidanceの概念の類型
一 Guidanceの概念の類型化
二 Guidanceの“焦点”を個人の特別な側面におく概念
三 Guidanceの“焦点”を特別な個人におく概念
四 Guidanceの“焦点”をすべての個人におく概念
第二章 Guidanceの諸機能
第一節 Guidanceの機能の分類
第二節 適応機能
一 適応機能の意義
二 適応機能の内容
第三節 分配機能
一 分配機能の意義
二 分配機能の内容
第四節 順応機能
一 順応機能の意義
二 順応機能の内容
第三章 この論文におけるGuidanceの概念
第一節 GuidanceとCounselingの関係
第二節 この論文におけるGuidanceの概念規定
本論 Guidanceにおける哲学的前提に関する考察
第一部 Guidance運動とその哲学的前提
第一章 Guidance運動を発生させた社会的条件
第一節 アメリカ社会の展望
一 開拓時代のアメリカ社会―階級開放社会―
二 二〇世紀前半のアメリカ社会―幻想的階級開放社会―
第二節 Guidanceを発生させた主要な社会的諸条件
一 産業と労働の条件の変化
二 人ロの増加と生活態度の変化
三 新しい教育理念の展開
四 学校の教育内容の変化
五 その他
第二章 各地における初期のGuidance運動
第一節 民間有志団体による運動
一 Boston
二 Hartford
三 New York
四 Philadelphia
五 Cincinnati
六 Grand Rapids
七 Chicago
八 Dekalb
九 Minneapolis
一〇 New Orleans
一一 Seattle
第二節 公共団体の指導者による運動
一 St.Louis
二 Salt Lake City
第三節 民間有志団体と公共団体の両者による運動
一 Omaha
第三章 連邦政府によるGuidance政策
第一節 National Youth Administrationの活動
第二節 連邦政府のGuidanceへの主要な関与
一 連邦政府の初期の活動
二 州政府の活動と連邦政府の政策
第三節 連邦政府の全国的・直接的Guidance政策―国防教育法―
一 国防教育法の目的
二 国防教育法の直接的成立要因
三 国防教育法とGuidanceとの関係
四 国防教育法によるGuidanceの内容と問題点
第四章 初期のGuidance活動における哲学的前提
第一節 初期のGuidance活動の指導者
第二節 Parsons,F.のGuidanceの方法と理念―Mutualism―
第三節 Davis,J.B.のGuidanceの方法と理念―Social Gospel―
第四節 Reed,A.Y.とWeaver,W.のGuidanceの方法と理念
―Social Darwinism―
第五節 Hill,D.S.のGuidanceの方法と理念―Scientific Approach―
第六節 初期のGuidance活動における哲学的前提
第二部 Guidanceの根底にある哲学的前提
第一章 Guidanceの発達過程―方法と理論の観点から―
第一節 Guidanceの発達過程の区分
第二節 Guidanceの方法の発達期
一 精神分析的Counselingの発達
二 指示的心理療法・臨床的Counselingの方法の体系化
三 非指示的Counseling・折衷的Counselingの提唱
第三節 Guidanceの理論への注目期
一 Counseling諸学派の共通する要素を発見する試え
二 Guidanceの哲学的基礎に関する研究の強調
三 一般哲学とGuidance理念とを同一化する試み
第四節 Guidanceの理論化への指向期
一 いろいろな一般哲学とGuidance理念との関連の考察
二 Guidanceの理念におけるBehaviorismやDeterminismに対する批判
三 Guidanceの理念としてPhenomenological approachやSelf concept
の受容
四 Guidanceの理念としてExistential approach…受容の傾向
第二章 Guidanceの諸方法
第一節 Counselingの方法の類型
第二節 指示的Counselingの方法
一 指示的Counselingの過程
二 指示的Counselingの技術
三 指示的Counselingの特徴
第三節 非指示的Counselingの方法
一 非指示的Counselingの過程
二 非指示Counselingの技術
三 非指示的Counselingの特徴
第四節 折衷的Counselingの方法
一 折衷的Counselingの過程
二 折衷的Counselingの技術
三 折衷的Counselingの特徴
第三章 Guidanceにおける哲学的前提の類型―Guidanceの諸方法からひき
だされる―
第一節 指示的CounselingとFreud, S.のCounselingとの関係
第二節 非指示的CounselingとRogers,C.R.やSnygg,D,Combs,A.
W.のCounselingとの関係
第三節 折衷的CounselingとWrenn,C.G.のCounselingとの関係
第四章 Guidanceの方法の発達期における哲学的前提―対立的見解―
第一節 Freud,S.のCounselingにおける哲学的前提
一 指示的Counselingの発展の理由
二 Freud,S.のCounselingにおける哲学的前提
第二節 Rogers, C.R.のCounselingにおける哲学的前提
一 非指示的Counseling提唱の根拠
二 Rogers, C.R.のCounselingにおける仮説
三 Rogers, C.R.のCounselingにおける哲学的前提
第五章 Guidance理論への注目・指向期における哲学的前提
―統合的見解―
第一節 Snygg,D.とCombs,A.W.のCounselingにおける哲学的前提
一 Phenomenological approachのCounseling提唱の意義
二 Snygg,D.とCombs,A.W.のCounselingにおける仮説
三 Snygg,D.とCombs,A.W.のCounselingにおける哲学的前提
第二節 Wrenn,C.G.のCounselingにおける哲学的前提
一 Wrenn,C.G.のCounseling理論の意義
二 Wrenn, C.G.のCounselingにおける哲学的前提
第六章 Guidance 理論への注目・指向期における統合的見解に対する
検討
第一節 Snygg, D.とCombs,A.W.のPhenomenological approachの
検討
第二節 Wrenn,C.G.の見解とGuidanceにおけるExistential approach
の諸見解
―Existential approachのGuidanceへの導入―
第七章 Guidance におけるExistential approachの意味
第一節 Guidance におけるPhenomenological approachとExistential
approachとの関連
第二節 GuidanceにおけるExistential approachの意味
第八章 Existential approachに基づくGuidanceの実践
第一節 Existential approachとしてのClient-Centered Counseling
第二節 Client-Centered Counseling
第三節 Existential Psychotherapy
第四節 Client-Centered CounselingとExistential Psychotherapyと
の比較
結論 Guidanceにおける哲学的前揺―人間観・社会観を中心にして―
第一章 指示的CounselingからExistential approachのCounselingへの
過程
第二章 GuidanceにおけるExistential approachと、その哲学的前提
第一節 人間主義的見解―Guidanceとの関連から
第二節 人間主義的見解のGuidanceにおける哲学的前提
第三節 宗教的見解―Guidanceとの関連から
第四節 宗教的見解のGuidanceにおける哲学的前提
第三章 Guidanceにおける哲学的前提―人間観・社会観を中心にして―