明治前期教育行政史研究
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序文
第一章 明治初期教育政策のイデオロギー的背景
第一節 天皇制公教育思想形成の歴史的条件
一、儒学的教化思想の展開
二、国学における教化思想の旋回
第二節 教育政策の変質的展開とそのイデオロギー的特色
一、「王政復古」的教育政策の展開
二、開明主義教育政策の成立
注
第二章 近代公教育の発足と集権的教育行政の展開
第一節 近代公教育体制の成立過程
一、『学制』の公布とその特徴
二、『学制』の実施と地方の実情
第二節 地方教育行政制度の成立過程
一、学区取締制度の定着過程
二、二元的教育行政機構の成立
第三節 「教則」の編成権と教育行政の地方分権化
注
第三章 地方分権主義教育行政の展開とその意義
第一節 『教育令』体制の成立過程
一、教育法改正の歴史的社会的条件
二、『教育令』の成立とその特徴
第二節 学務委員制度の形成と教育自治主義の限界
一、教育自治の原則と学務委員制度の性格
二、学務委員制度の歴史的意義とその限界
注
第四章 中央集権的教育行政制度の成立過程
第一節 『改正教育令』体制と国家主義教育政策の展開
一、『教育令』改正の要求と河野文政
二、『改正教育令』体制の基本的性格
三、社会的変動と教育政策の変質
第二節 官僚統制的教育行政制度の体制化過程
一、学務委員制度の改変過程とその意義
二、学校管理体制の成立過程
注
第五章 天皇制教育体制の確立
第一節 天皇制教育の基軸の成立過程
一、森文政の課題
二、開発主義教授法の歴史的意義
三、「国体主義」教育の展開
四、天皇制教育の基軸と教育立法勅令主義の成立
第二節 地方自治制の成立と地方教育行政
一、森文政期地方教育行政の課題
二、学務委員制度の復活
三、郡視学制の成立
注
結語
索引