博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

明治前期教育行政史研究

明治前期教育行政史研究

定価: 6,050 (本体 5,500 円+税)
天皇制教育を普及徹底する為に、地方教育行政制度が確立された明治期のとくに初等教育を対象とした地方教育行政の展開過程を実証的に考察し、その特質を追究。
【この書籍は現在品切です。重版は未定です。(2011.4.12~)】


【著者略歴】
金子照基(かねこ てるもと)
昭和5年 熊本に生まれる
昭和35年 九州大学大学院博士課程退学
昭和39年 教育学博士(九州大学)
昭和43年 大阪大学文学部助教授
昭和49年 大阪大学人間科学部教授
平成6年 大阪大学名誉教授
目次を表示します。
序文
第一章 明治初期教育政策のイデオロギー的背景
 第一節 天皇制公教育思想形成の歴史的条件
一、儒学的教化思想の展開
二、国学における教化思想の旋回
 第二節 教育政策の変質的展開とそのイデオロギー的特色
  一、「王政復古」的教育政策の展開
  二、開明主義教育政策の成立
   注
第二章 近代公教育の発足と集権的教育行政の展開
 第一節 近代公教育体制の成立過程
  一、『学制』の公布とその特徴
  二、『学制』の実施と地方の実情
第二節 地方教育行政制度の成立過程
  一、学区取締制度の定着過程
  二、二元的教育行政機構の成立
第三節 「教則」の編成権と教育行政の地方分権化
   注
第三章 地方分権主義教育行政の展開とその意義
 第一節 『教育令』体制の成立過程
  一、教育法改正の歴史的社会的条件
  二、『教育令』の成立とその特徴
 第二節 学務委員制度の形成と教育自治主義の限界
  一、教育自治の原則と学務委員制度の性格
  二、学務委員制度の歴史的意義とその限界
    注
第四章 中央集権的教育行政制度の成立過程
 第一節 『改正教育令』体制と国家主義教育政策の展開
  一、『教育令』改正の要求と河野文政
  二、『改正教育令』体制の基本的性格
  三、社会的変動と教育政策の変質
 第二節 官僚統制的教育行政制度の体制化過程
  一、学務委員制度の改変過程とその意義
  二、学校管理体制の成立過程
    注
第五章 天皇制教育体制の確立
 第一節 天皇制教育の基軸の成立過程
  一、森文政の課題
  二、開発主義教授法の歴史的意義
  三、「国体主義」教育の展開
四、天皇制教育の基軸と教育立法勅令主義の成立
第二節 地方自治制の成立と地方教育行政
一、森文政期地方教育行政の課題
二、学務委員制度の復活
三、郡視学制の成立
    注
結語
索引
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
著者金子照基 著
発行年月日1967年08月31日
頁数420頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0283-9