列島の古代文学
比較神話から比較文学へ
定価:
14,300
円(本体
13,000
円+税)
- 目次を表示します。
-
序 説
第一部 底知れぬ過去の泉
第一章 「虚空」から「闇」を経て「光」へ
―ただ時を通してのみ、時は克服される―
第二章 「身体」としての国土空間
―神々のアイデンティティ―
第三章 死の国から連れ戻された女
―マオリ人の黄泉国神話と対比して―
第二部 新しい想像力
第一章 物語の出で来はじめのおや
付 語誌としての「想像力」
第二章 『竹取物語』の構成
付 比較文学における「素材・出典」の問題点
第三章 あらたに登場した人物の「カラクテーレス性格論」
―五人の貴公子たち―
第四章 流動するみやびのテクスト
―『伊勢物語』の成立へ―
第五章 こころあまりてことばたらず
―情緒でつなぐ歌物語の原型―
第六章 いろなくてにはひのこれる
―ふたたび昔男の一代記への動き―
第三部 海外からの視点
第一章 定型詩としての短歌
―『古今和歌集』―
第二章 長編写実「小説」の出現
―『うつほ物語』と音楽―
第三章 「世界文学」としての『源氏物語』
―方法と成果―
第四章 古代英雄神からの離脱
Ⅰ 旧辞文芸史上の光源氏
Ⅱ ふたたび古代英雄神の残響
第五章 両次大戦間英国文壇の『源氏物語』
―アーサー・ウェイリー ―
付 アーサー・ウェイリーの家系について
第六章 大英博物館で目を醒ました『眠れる森の美女』
後 記