ハンセン病者の生活実践に関する研究
定価:
9,350
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8,500
円+税)
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はじめに―本研究の問題関心と、先行研究の概観
1章 療養所の開園とハンセン病者の入園
1節 罹患・発症前―ハンセン病に対する差別と排除の経験
2節 療養所への入園
3節 開園直後の沖縄愛楽園―療養所の内と外を断絶させるための生活
4節 家族としての〈愛〉による療養所環境の受容
5節 安堵のできる療養所生活
6節 療養所内の医療
7節 小括
2章 戦争の激化と終戦
1節 病者による奉仕作業の重要性
2節 沖縄駐屯日本軍による強制収容
3節 防空壕内での生活と終戦―貧困な医療と生活の困窮
4節 小括
3章 戦後復興期の〈生活実践〉
1節 敗戦直後の療養所内生活(1)―復興作業
2節 敗戦直後の療養所内生活(2)―自給自足でまかなうこと
3節 敗戦直後の療養所内生活(3)―戦果を通した病者と住民の交易
4節 妊娠と強制堕胎/出産、そして育児
5節 小括
4章 自治会活動と機関誌発行
1節 自治会を結成するということについて
2節 機関誌というメディア
3節 文芸作品発表の場としての機関誌について
4節 問題提起の場としての機関誌について
5節 小括
5章 社会に復帰すること/しないこと
1節 「社会復帰」とは一体何か
2節 「社会復帰」を選択する際の基準とはいかなるものか
3節 退所生活とパッシング
4節 退所者の医療利用実践
5節 退所者がスティグマ性を認識するメカニズム
6節 退所者のネットワーク
7節 療養所への再入園
8節 小括
おわりに
あとがき
注
文献