博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

芸術と芸術療法

定価: 6,600 (本体 6,000 円+税)

芸術と芸術療法について音楽、美術、芸術療法の各々の専門家4名が執筆。音楽では和声学、美術では鑑賞、芸術療法では音楽と美術の療法の観点から論じた基本図書。

【筆者略歴】
渡辺恭子(わたなべ きょうこ)
2002年名古屋大学大学院博士課程後期教育発達科学研究科修了(博士(教育学))。現在、金城学院大学人間科学部教授。
日本音楽療法学会認定音楽療法士、日本臨床心理資格認定協会認定臨床心理士。

飯田真樹(いいだ まき)
東京芸術大学音楽学部作曲科を経て同大学大学院音楽研究科作曲専攻修了。1987年室内楽作品「萩原朔太郎の詩によるレクイエム」により日本現代音楽協会新人賞受賞。現在、金城学院大学文学部音楽芸術学科教授。

山脇一夫(やまわき かずお)
1973年 東京大学美術史学科卒業。
1973年より2001年まで学芸員として兵庫県立近代美術館、名古屋市美術館に勤務。2001年より金城学院大学人間科学部教授を経て現在文学部教授。
美術評論家連盟会員。

治田哲之(はるた てつゆき)
1992年横浜国立大学大学院教育学研究科学校教育専攻学校教育心理学研究専修修了(修士(教育学))。
現在、金城学院大学人間科学部准教授。
日本臨床心理士資格認定協会認定臨床心理士。
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
巻頭言 (柏木哲夫)
序章 芸術と芸術療法  渡辺恭子
第一章 【芸術】音楽:「和声学」の教授法に関する考察と提言
     ―和声学の学習を演奏表現に結びつけるために―   飯田真樹
 第一節 序:「和声学」を学ぶことがどのように演奏表現に結びついていくのか
 第二節 「和声学」の学習内容
 第三節 「和声学」の学習内容と想定される演奏表現への効果
 第四節 「和声学」の教授法に関する提言
 第五節 結び―和声は神から授かりしもの
第二章 【芸術】美術:日本の眼  山脇一夫
 第一節 インタナショナリズムと土着
 第二節 創造する伝統
 第三節 現代美術と伝統
 第四節 久野利博―日本の眼
第三章 【芸術療法】音楽における療法:音楽が関係発達に果たす役割を中心に  渡辺恭子
 第一節 音楽による療法とは何か
 第二節 音楽療法の歴史的背景
 第三節 クライアントの理解、クライアントへの関わり方のために
 第四節 音楽はいかなるクライアントを援助していくのか
 第五節 音楽療法の方法論とは
 第六節 音楽が関係発達に果たす役割とは
 第七節 結語
第四章 【芸術療法】美術における療法:人間の真実にせまる芸術療法  治田哲之
 第一節 芸術療法と人間のギリギリの真実
 第二節 新しい芸術療法的活動の試み
 第三節 人間存在の本質と癒し
 第四節 健全な大人を育てる
 第五節 結び
あとがき
著者略歴
著者渡辺恭子 編著 飯田真樹・山脇一夫・治田哲之 著
発行年月日2013年12月15日
頁数190頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2007-9

関連書籍


老年期認知症患者を対象とした音楽療法に関する研究

渡辺恭子 著

定価: 7,150 円(税込)


音楽療法総論

渡辺恭子 著

定価: 4,400 円(税込)


認知症高齢者の音楽療法に関する基礎的研究

佐治順子 著

定価: 10,450 円(税込)