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スクールカウンセリングにおける予防的支援

定価: 7,150 (本体 6,500 円+税)

学校教育において実践可能な予防的支援のあり方とスクールカウンセラーの役割について検討。予防的介入のモデルを生成し、教師と専門家の機能・役割を明確化する。

【著者略歴】
荒木史代(あらき ふみよ)
1994年 静岡大学教育学部卒業
1996年 千葉大学大学院教育学研究科学校教育専攻教育心理学分野修了
2010年 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科学校教育学専攻
     (配置大学:千葉大学)博士課程修了 博士(教育学)
現 在 福井工業大学学生生活センター カウンセラー
目次を表示します。
公刊によせて(中澤 潤)
第1章 問題と目的
 第1節 メンタルヘルスにおける予防研究の枠組み
  Ⅰ.予防とは
  Ⅱ.予防の分類の定義
  Ⅲ.予防研究の枠組み
 第2節 学校教育における予防研究
  Ⅰ.学校教育への予防研究の適用
  Ⅱ.不登校に関する介入前研究
  Ⅲ.不登校予防を目的とした予防的介入研究
 第3節 学校教育における予防プログラム
  Ⅰ.一般型(universal)の予防プログラム
  Ⅱ.一般型スクリーニング・アセスメント(universal screening assessment)
  Ⅲ.選別型(selective)の予防プログラム
  Ⅳ.特定型(indicated)の予防プログラム
  Ⅴ.各予防プログラムにおける環境と個人に焦点を当てたアプローチ
 第4節 予防的支援とスクールカウンセラー
  Ⅰ.予防的支援の担い手
  Ⅱ.日本におけるスクールカウンセラー
  Ⅲ.予防的支援におけるスクールカウンセラーの役割の検討
 第5節 本研究の目的
  Ⅰ.学校教育における予防的支援に関するニーズと教師の実践
  Ⅱ.学校教育における予防的支援のモデルの事例を通しての検討
  Ⅲ.本研究の構成
第2章 予防的支援におけるスクールカウンセラーに対する教師のニーズ
 第1節 面接調査Ⅰ
  Ⅰ.目的
  Ⅱ.方法
  Ⅲ.結果
  Ⅳ.まとめ
 第2節 質問紙調査
  Ⅰ.目的
  Ⅱ.方法
  Ⅲ.結果
  Ⅳ.まとめ
 第3節 面接調査Ⅱ
  Ⅰ.目的
  Ⅱ.方法
  Ⅲ.結果
  Ⅳ.まとめ
 第4節 考察
  Ⅰ.予防的支援におけるスクールカウンセラーの役割
  Ⅱ.発達的観点から捉えた予防的支援
第3章 児童生徒の不適応予防を目的とした教師の実践
 第1節 質問紙調査
  Ⅰ.目的
  Ⅱ.方法
  Ⅲ.結果
  Ⅳ.まとめ
 第2節 面接調査
  Ⅰ.目的
  Ⅱ.方法
  Ⅲ.結果
  Ⅳ.まとめ
 第3節 考察
  Ⅰ.学校教育における予防的支援
  Ⅱ.発達的観点から捉えた予防的支援
第4章 学校教育における予防的支援のモデル
 第1節 学校教育における予防的支援の枠組み
 第2節 学校教育における予防的支援の実践モデル
 第3節 予防的支援における教師とスクールカウンセラーの機能・役割モデル
第5章 一般型(universal)予防的支援の検証:心理教育の実践(小学校での実践)
 第1節 目的
 第2節 実践の概要
  Ⅰ.実践校の概要
  Ⅱ.実践時期
 第3節 実践
  Ⅰ.ニーズの把握
  Ⅱ.実践過程
  Ⅲ.評価
 第4節 考察
  Ⅰ.一般型の予防的支援
  Ⅱ.教師とスクールカウンセラーの役割
  Ⅲ.今後の課題
第6章 一般型スクリーニング・アセスメント(universal screening assessment)を用いた予防的支援の検証:学校適応に関するアセスメントの実践(中学校での実践)
 第1節 目的
 第2節 実践の概要
  Ⅰ.実践校の概要
  Ⅱ.実践時期
 第3節 実践
  Ⅰ.ニーズの把握
  Ⅱ.実践過程
  Ⅲ.評価
 第4節 考察
  Ⅰ.一般型のスクリーニング・アセスメント
  Ⅱ.教師とスクールカウンセラーの役割
  Ⅲ.今後の課題
第7章 特定型(indicated)予防的支援の検証:学校適応を目標としたスクールカウンセリング活動(高校での実践)
 第1節 目的
 第2節 実践の概要
  Ⅰ.実践校の概要
  Ⅱ.実践時期
 第3節 実践
  Ⅰ.ニーズの把握
  Ⅱ.実践過程
 第4節 考察
  Ⅰ.特定型の予防的支援
  Ⅱ.教師とスクールカウンセラーの役割
  Ⅲ.今後の課題
第8章 総合的考察
 第1節 モデルについての考察
  Ⅰ.学校教育における予防的支援の枠組み
  Ⅱ.学校教育における予防的支援の実践モデル
  Ⅲ.予防的支援における教師とスクールカウンセラーの機能・役割モデル
 第2節 スクールカウンセラーが学校教育の中で予防的支援を行うことの意義
  Ⅰ.予防的支援においてスクールカウンセラーが果たすべき役割
  Ⅱ.スクールカウンセラーが予防的支援を行うための今後への提言
 第3節 今後の課題

引用文献
あとがき
資料
 資料1 教師調査用質問紙(第2章・第3章)
 資料2 小学校・効果測定用質問紙・児童評定用(第5章)
 資料3 小学校・効果測定用質問紙・教師評定用(第5章)
 資料4 中学校・アセスメント用質問紙(第6章)
著者荒木史代 著
発行年月日2013年04月30日
頁数236頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1985-1