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乳幼児の母親が持つディストレス

日本と中国の共通性と差異

定価: 7,700 (本体 7,000 円+税)
発達心理学的視点から、育児期母親のディストレスに影響する個人差の要因を説明するモデルを構築。体系的な日中比較研究により、新たな理論的・方法論的基盤を提供。

【著者略歴】
石 暁玲(せき ぎょうれい)
関西学院大学文学部研究科修了 博士(教育心理学)
関西学院大学文学部総合心理科学科助手を経て
現在 東京福祉大学心理学部助教

研究領域は臨床発達心理学、家族心理学、比較文化心理学
目次を表示します。
第1部 目的と全体の構成
はじめに
第1章 研究の背景と問題の所在
 第1節 にほんの子育て問題とその支援に関する研究の動向
  1.1.1 子育て問題研究の流れ
  1.1.2 発達研究における母親の位置づけ:視点交換の必要性
  1.1.3 先行研究の限界と子育て支援の問題点
 第2節 中国の子育て問題とその支援について
  1.2.1 中国の子育て問題とそれに関する先行研究
  1.2.2 先行研究の限界と子育て支援の問題点
 第1章のまとめ:共通の課題と研究の方向性
第2章 本論文の理論的枠組み
 第1節 育児期家族における母親のディストレスを検討することの重要性
 第2節 本論文で用いるディストレスの生成モデル
第3章 本論文の目的・構成と意義(新規性)
 第1節 本論文における研究目的
 第2節 本論文の構成と意義
第2部 本論文をすすめるために行った予備研究
はじめに
第4章 夫婦サブシステムにおいて心理学ストレス理論が適用できるか:夫婦間コミュニケーションの視点からの育児不安の検討(研究1)
 第1節 目的
 第2節 方法
 第3節 結果
 第4節 考察
 第5節 結語
第5章 母親の育児不安と子どもの発達との関係(研究2)
 第1節 目的
 第2節 方法
 第3節 結果
 第4節 考察
第6章 中国における育児問題の実態:幼稚園児を持つ母親の育児不安を中心に(研究3)
 第1節 目的
 第2節 方法
 第3節 結果
 第4節 考察
 第2部のまとめ
第3部 包括的モデルに基づいた日中比較研究
はじめに
第7章 歴史・社会的アプローチからみた育児期母親のディストレス:父親・母親のジェンダー観の視点からの日中比較(研究4)
 第1節 目的
 第2節 方法
 第3節 結果
 第4節 考察
第8章 生態学的アプローチからみた育児期母親のディストレス:ソーシャル・サポートの視点からの日中比較(研究5)
 第1節 目的
 第2節 方法
 第3節 結果
 第4節 考察
第9章 文化的アプローチからみた育児期母親のディストレス:相互協調性・相互独立性の観点からの日中比較(研究6)
 第1節 目的
 第2節 方法
 第3節 結果
 第4節 考察
第10章 包括的に捉えた日本と中国の育児期母親のディストレス(研究7)
 第1節 目的
 第2節 方法
 第3節 結果
 第4節 考察
第11章 総合的考察
 第1節 本論文で得られた知見
  11.1.1 本論文の概要
  11.1.2 本論文の結果の概要
  11.1.3 考察
 第2節 本論文の意義
 第3節 今後の課題
引用文献
学位申請論文の関連論文
附録
謝辞
著者石暁玲 著
発行年月日2013年02月28日
頁数240頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1960-8