博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

大学受験および就職活動におけるコントロール方略の働き

目標遂行に向けてのストレスへの対処として

定価: 7,150 (本体 6,500 円+税)
大学受験、就職活動などにおける青年たちの目標達成へのプロセスと、その過程で直面する困難への対処について、生涯コントロール理論を援用し明らかにする。

【著者紹介】
中島由佳(なかじま ゆか)
兵庫県神戸市出身
米国シカゴ大学大学院Humanities 修士課程修了
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科発達科学専攻 博士課程修了
博士(人文科学)
現在 内閣府日本学術会議 上席学術調査員、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科研究院 研究員

専門分野
発達心理学、教育心理学、社会心理学

研究が現代を生き抜く人たち、子どもたちの支えとなることを願っている。
目次を表示します。
第1章 青年後期の発達課題―ライフタスク
1-1 移行期としての青年期
1-2 本書の扱う青年後期の定義
1-3 青年後期の発達課題
1-4 ライフタスク―目標遂行プロセスとしての発達課題
1-5 日本の青年後期のライフタスク
1-6 ライフタスク研究と目標理論
1-7 ライフタスクにおける目標遂行プロセス
1-8 本書におけるリサーチクェスチョン
1-9 本書の目的
第2章 ライフタスクへのOPSモデルの援用
2-1 OPSモデル
2-2 目標遂行方略としてのコントロール4方略
2-3 コーピングとしてのコントロール4方略
2-4 第3章~第7章の特徴
第3章 日本の青年後期のためのコントロール尺度の作成と信頼性・妥当性の検討
3-1 問題
3-2 予備調査
3-3 研究1
3-4 研究2
3-5 考察
第4章 大学受験生における受験ストレス,コントロール方略,ネガティブな反すう思考,抑うつの関係
4-1 問題
4-2 予備調査
4-3 研究3
4-4 考察
第5章 就職活動におけるコントロール方略
5-1 問題
5-2 方法
5-3 結果
5-4 考察
第6章 就職活動中のコントロール方略と入職後のコントロール方略および抑うつとの関係
6-1 問題
6-2 方法
6-3 結果
6-4 考察
第7章 情動的記憶および自己への評価に対する現在の肯定的解釈の影響
7-1 問題
7-2 方法
7-3 結 果
7-4 考 察
第8章 総合的考察
8-1 各章から得られた知見
8-2 本書で明らかになったこと
8-3 本書の貢献
8-4 得られた知見からの提言
8-5 今後の課題
引用文献
謝辞
著者中島由佳 著
発行年月日2012年02月20日
頁数234頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1908-0