親の離婚を経験した子どもの精神発達に関する研究
学生と成人を対象にして
定価:
6,050
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5,500
円+税)
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はじめに
ABSTRACT
序論
第1節 研究の動機
第2節 研究の目的と作業仮説
1.親の離婚を経験した学生の抑うつ傾向
2.親の離婚を経験した子どもの精神発達のプロセスと親の離婚の受け入れについて
3.親の離婚を経験した子どものレジリエンスとサポートについて
第3節 研究の方法
1.文献的研究
2.親の離婚に関するわが国の統計資料の分析
3.量的研究
4.質的研究
第4節 本研究の意義
第1章 親の離婚を経験した子どもの精神発達に関する文献的研究
第1節 問題と目的
第2節 方法
1.海外における親の離婚を経験した子どもの精神発達に関する研究
2.わが国における親の離婚を経験した子どもの精神発達に関する研究
第3節 結果と考察
1.海外における親の離婚を経験した子どもの精神発達に関する先行研究
2.日本における親の離婚を経験した子どもの精神発達に関する研究
第4節 今後の課題と展望
1.親の離婚が子どもの精神発達に長期的な影響を及ぼさないための要因
2.親の離婚を経験した子どもの喪失体験と悲哀のプロセス
3.父親不在の影響
4.支援と介入のあり方について
第2章 日本における離婚の現状に関する統計資料の分析
第1節 本章の目的
第2節 離婚率と離婚件数の動向
第3節 親の離婚と子どもの養育環境
1.親の離婚をめぐる概況
2.親の離婚と子どもの数
3.離婚母子世帯の状況
4.離婚母子世帯の経済的状況
第4節 日本における離婚の方法と特徴
第5節 考察とまとめ
1.経済的な側面を中心に
2.離婚をめぐる法律的な手続きから
3.離婚後の養育問題と共同親権
第3章 親の離婚を経験した大学生の抑うつ傾向に関する調査
第1節 研究の目的
第2節 研究の方法
1.調査内容
2.調査対象者と実施手続き
第3節 BHSの結果と考察
1.BHSにおける親の仲が良い群,親の仲が悪い群,親の離婚群の平均差の検討
第4節 BDIの結果と考察
1.BDIにおける親の離婚群と非離婚群の比較
2.BDIにおける親の離婚群A(0~8歳)と親の離婚群B(10~17歳)の比較
第5節 考察
1.BHSを用いた結果から
2.BDIを用いた結果から
3.まとめ
第4章 親の離婚を経験した子どもの精神発達のプロセスに関する質的研究の研究方法
第1節 臨床心理学における研究方法―質的研究を中心に―
第2節 グラウンデッド・セオリー・アプローチとは
1.グラウンデッド・セオリー・アプローチの萌芽と発展
2.グラウンデッド・セオリー・アプローチの定義と適用
3.グラウンデッド・セオリー・アプローチにおけるデータの収集と分析の方法
第3節 グラウンデッド・セオリー・アプローチの有用性と限界について
第5章 親の離婚を経験した子どもの精神発達のプロセスに関する質的調査
第1節 調査内容と手続き
1.データの収集
2.データ収集の手続き
3.半構造化面接の方法
4.分析の手続き
第2節 研究経過と結果
1.ステップ1
2.ステップ2
3.ステップ3
4.カテゴリー一覧とカテゴリー関連図
第3節 考察と仮説的知見
1.子どもの発達段階からみた親の離婚の体験の様式
2.仮説的知見―思春期と青年期後期における親の離婚の顕在化―
第6章 総合的考察
第1節 親の離婚が子どもの精神発達に及ぼす心理的影響について
1.子どもの発達と親の離婚
2.思春期における対象喪失と行動化
3.学生期における抑うつ傾向と思春期における親密性の問題
第2節 親の離婚を経験した子どものレジリエンスと親の離婚の受け入れ
1.親の離婚を経験した子どものレジリエンス
2.親の離婚の受け入れ
第3節 親の離婚を経験した子どもへのサポートについて
1.親の離婚後の親子関係と親の再婚及び再婚家庭における問題
2.親の離婚を経験した子どもへのサポートのあり方について
第4節 本研究の今後の課題
文献
謝辞
別紙 ステップ1~3で生成されたカテゴリー及びサブカテゴリー