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児童虐待の心理療法

不適切な養育の影響からの回復接近モデルの提起

定価: 7,150 (本体 6,500 円+税)
解離性障害やPTSDなど不適切な養育(虐待)の影響から回復するためのグループ療法としてMAGを提案。回復接近モデルによる介入手順をも提起し、心理的ケアの発展に貢献。

【著者略歴】
近藤千加子(こんどう ちかこ)
1982年 南山大学法学部法律学科卒業
2003年 愛知学院大学大学院文学研究科心理学専攻博士前期課程修了
2006年 愛知学院大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程満期退学
大学学生相談室カウンセラー、メンタルクリニック心理士、スクールカウンセラー、大学非常勤講師、私設心理相談室契約カウンセラーを経て
現在 ディーパ心理オフィス代表 日本EMDR学会理事 日本EMDR学会ファシリテーター
臨床心理士 博士(文学)
目次を表示します。
序文(田畑 治)
謝辞
第1章 児童虐待の概観
 Ⅰ 児童虐待の歴史的概観
 Ⅱ 児童虐待と心理的ケアの問題点
 Ⅲ 虐待を受けた子どもの心理療法
第2章 虐待の影響
 Ⅰ 脳の機能障害
 Ⅱ 発達の障害
 Ⅲ 虐待と関連する精神病理
第3章 グループ療法―前思春期―
 Ⅰ 虐待を受けた子どものグループ療法
 Ⅱ 構成的エンカウンター・グループ
 Ⅲ 認知行動療法グループ
 Ⅳ ミニアートグループ
第4章 個人心理療法―前思春期~青年期―
 Ⅰ トラウマの事例
 Ⅱ 身体表現性の事例
 Ⅲ 解離と愛着障害の事例
 Ⅳ 怒りのコントロールの事例
第5章 総合的考察
 Ⅰ 回復接近モデル
 Ⅱ 今後の課題
あとがき
DSM-Ⅳ-TRによる診断基準
文献一覧
初出一覧
著者近藤千加子 著
発行年月日2011年08月31日
頁数242頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1870-0