第Ⅰ部 現状と本研究の目的
第1章 現代社会における「無気力」,「無力感」の現状
第2章 本書の目的と構成
第Ⅱ部 無力感に関する研究
第3章 学習性無力感に関する理論の変遷
第1節 学習性無力感理論
第2節 改訂学習性無力感理論
第3節 抑うつの認知的素質―ストレス・モデルと絶望感理論―
第4章 学習性無力感研究の問題点と検討
第1節 学習性無力感に関する研究の問題点
第2節 研究1:統制不可能性とフィードバックが学習性無力感に及ぼす効果―同種課題を用いた場合―
第3節 研究2:統制不可能性とフィードバックが学習性無力感に及ぼす効果―異種課題を用いた場合―
第4節 研究1,2の考察
第Ⅲ部 認知的方略に関する研究
第5章 認知的方略の先行研究と問題
第1節 無力感研究から楽観主義研究へ
第2節 認知的方略(防衛的悲観主義)に関する実証的研究
第3節 認知的方略(防衛的悲観主義)に関する研究の問題
第6章 認知的方略に関与する諸要因の検討
第1節 研究3:認知的方略の違いがセルフ・ハンディキャッピング,ストレス対処方略の採用に及ぼす影響
第2節 研究4:認知的方略に関与する個人特性と精神的健康との関連の検討
第7章 認知的方略と達成動機,目標志向性および行動との関連の検討
第1節 研究5:学業場面における達成動機,目標志向性および学習行動との関連
第2節 研究6:友人関係場面における達成動機,目標志向性および対人行動との関連
第8章 楽観性がリスク受容やリスクテイキング行動,およびストレス反応に与える影響の検討
第1節 研究7:楽観性とリスク受容,およびリスクテイキング行動との関連の検討
第2節 研究8:多面的な楽観性と帰属スタイルがストレス反応に与える影響の検討
第9章 防衛的悲観主義尺度と諸要因との関係の検討
第1節 防衛的悲観主義尺度について
第2節 研究9:防衛的悲観主義尺度と諸要因との関連の検討
第Ⅳ部 本書の結論と今後の課題
第10章 結論
第1節 総合的考察
第2節 認知的方略の適用可能性
第3節 本研究の意義と今後の課題
引用文献
初出一覧
あとがき