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堀河院御時百首の研究

定価: 17,600 (本体 16,000 円+税)
多種多様な歌語を内包し院政期和歌の頂点を成す堀河百首について、成立事情、歌語と表現、影響と享受、出詠歌人の論を展開。歌の吟味を通してその全貌に迫る。

【著者略歴】
竹下豊(たけした ゆたか)
1947年9月 鹿児島県生まれ
1971年3月 東京教育大学文学部文学科国語学国文学専攻卒業
1974年3月 京都大学大学院文学研究科修士課程修了
1977年3月 京都大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学
現 在   大阪女子大学教授(人文社会学部)
専 攻   中古中世和歌文学
目次を表示します。
凡例
第一章 『堀河院御時百首』の成立事情をめぐる諸問題
 第一節 『堀河院御時百首』の成立事情とその一性格―類似歌をめぐって
 第二節 『堀河院御時百首』の異伝歌
 第三節 『堀河院御時百首』と出詠歌人の別詠
 第四節 永縁と『堀河院御時百首』
第二章 『掘河院御時百首』の歌語と表現
 第一節 『掘河院御時百首』の歌語と和歌史的位置―その一―
 第二節 『掘河院御時百首』の歌語と和歌史的位置―その二―
 第三節 『掘河院御時百首』と漢詩文―漢詩文摂取歌とその位相
 第四節 『掘河院御時百首』の自然表現―万葉集とのかかわりにおいて
 第五節 『掘河院御時百首』地名歌の一様相
第三章 『掘河院御時百首』の影響と享受
 第一節 万葉表現の行方―「卯の花」に関して
 第二節 『堀河院御時百首』享受の一視角―「寒産」題をめぐって
 第三節 六条院宣旨「堀河百首題百首」について
 第四節 『堀河院御時百首』異伝歌の享受一斑
 第五節 六人部是香「堀河百首題百首」について―『六人部是香歌集』 の紹介をかねて
第四章 『堀河院御時百首』 の歌人をめぐつて
 第一節 晴の家集
 第二節 源俊頼―堀河院御時百首歌人の家集をめぐって
 第三節 源俊頼と『万葉集』―万葉摂取歌の位相
 第四節 藤原顛季の和歌
初出一覧
あとがき
和歌初旬索引
著者竹下豊 著
発行年月日2004年05月30日
頁数534頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1437-5