自己に向けられた完全主義の心理学
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まえがき
第1章 イントロダクション:完全を追い求めることがもたらすもの
1.1 イントロダクション
1.2 完全主義研究を行う現代的な意義:なぜ,今完全主義なのか
1.3 本書の構成
1.4 用語の定義・解説
第2章 完全主義に関連した理論や研究の概観と考察
2.1 完全主義とは:定義とそのとらえ方
2.2 完全主義の個人差を測定する尺度の開発を試みた研究
2.3 完全主義と不適応など特定の認知・行動傾向との関連を検討した研究や報告
2.4 完全主義が不適応につながる認知プロセスを考察・検討した研究
2.5 完全主義の発生・発達にかかわる先行要因やメカニズムを考察・検討した研究
2.6 完全主義研究をふまえて
第3章 本研究の目的
第4章 完全主義の問題:多次元完全主義と精神的健康との関連
4.1 Study 1 多次元自己志向的完全主義と抑うつ・自尊感情との関連
4.1.1 問題と目的
4.1.2 方法
4.1.3 結果
4.1.4 考察
4.1.5 要約
第5章 完全主義が精神的健康を悪化させる過程1:自己制御に関連した自己認知特徴
5.1 Study 2 自己志向的完全主義と自己認知の関係:理想自己と現実自己のズレに焦点化して
5.1.1 問題と目的
5.1.2 方法
5.1.3 結果
5.1.4 考察
5.1.5 要約
第6章 完全主義が精神的健康を悪化させる過程2:統制不可能字体への対処パターン
6.1 Study 3 自己志向的完全主義と統制不可能事態への対処の関連
6.1.1 問題と目的
6.1.2 方法
6.1.3 結果
6.1.4 考察
6.1.5 要約
6.2 Study 4 自己志向的完全主義と統制不可能事態への対処の関連:パネル調査
6.2.1 問題と目的
6.2.2 方法
6.2.3 結果
6.2.4 考察
6.2.5 要約
第7章 完全主義が精神的健康を悪化させる過程3:自己評価の脆弱性
7.1 Study 5 自己志向的完全主義と自己評価スタイルの関連
7.1.1 問題と目的
7.1.2 方法
7.1.3 結果
7.1.4 考察
7.1.5 要約
7.2 Study 6 自己志向的完全主義と失敗経験後の事項肯定方略
7.2.1 問題と目的
7.2.2 方法
7.2.3 結果
7.2.4 考察
7.2.5 要約
第8章 完全主義発生のメカニズム:周囲からの非受容的な評価
8.1 Study 7 課題失敗時の期待と受容が完全主義認知に及ぼす影響:集団質問紙実験
8.1.1 問題と目的
8.1.2 方法
8.1.3 結果
8.1.4 考察
8.1.5 要約
8.2 Study 8 課題失敗時の期待と受容が完全主義認知に及ぼす影響:実験室実験
8.2.1 問題と目的
8.2.2 方法
8.2.3 結果
8.2.4 考察
8.2.5 要約
第9章 総合考察
9.1 本研究のまとめ:どこまで明らかになったか
9.2 本研究で得られた知見に関する総合的な考察
9.3 完全主義を不適応に至らしめないために:知見から得られる示唆
9.4 本研究の課題と展望
結論
要約
参考文献
あとがき
参考資料