博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

教師のためのコミュニケーション研修プログラム

マイクロカウンセリングを活用して

定価: 8,250 (本体 7,500 円+税)
カウンセリング成功事例をシンボリック相互作用論とマイクロカウンセリング理論をもとに分析し開発した研修プログラム。教師のコミュニケーション能力UPを目指す。

【著者略歴】
山本孝子(やまもと たかこ)
佛教大学大学院教育学研究科博士後期課程修了
広島県・広島市スクールカウンセラー
博士(教育学)・臨床心理士・社会福祉士

著書
福原眞知子監修『マイクロカウンセリング技法―事例場面から学ぶ―』風間書房、2007年(分担執筆)
目次を表示します。
刊行に寄せて(福原眞知子)

第1章 生徒指導におけるコミュニケーションの機能
 第1節 生徒指導の充実とコミュニケーションの機能
 第2節 コミュニケーションの観点から見た最近の教育行政の取組み
  1.不登校に対する取組み
  2.問題行動に対する取組み
第2章 子供を取り巻く現実から見た生徒指導の実態
 第1節 文部科学省がとらえた生徒指導上の諸問題の現状
  1.暴力行為の現状
  2.いじめの現状
  3.不登校の現状
 第2節 様々な視点からとらえた子どもを取り巻く実状
  1.子どもの側から見た学校生活
  2.教師の実状
  3.不登校児童生徒の保護者の声の調査結果
  4.スクールカウンセラーとしての筆者が対応した子どもたちの事例
 第3節 教師のコミュニケーション能力の現状
 第4節 生徒指導の主眼点
 第5節 生徒指導におけるかかわりの技術
第3章 感情抑圧のある家庭への援助過程におけるカウンセラーとクライエントの相互作用の事例分析
  1.課題背景と目的
  2.方法
  3.結果・考察
  4.結論
第4章 シンボリック相互作用論からの解釈と考察
  1.課題背景と目的
  2.方法
  3.結果・考察
  4.結論
第5章 教師に必要とされる研修プログラムの役割
 第1節 児童生徒へのかかわりに関する人間学的考察
 第2節 「肯定的な児童生徒観」を育成する
 第3節 「関心を持って聴く態度」を身に付けさせる
  1.「語る」こと,「聴く」ことと暗黙知
  2.暗黙知を引き出す対話態度
 第4節 「可能性を引き出すセンス」を磨かせる
第6章 教師のコミュニケーション能力向上に関する予備調査
 第1節 研修へのマイクロカウンセリングの「かかわり行動」活用の可能性に関する調査
     ―かかわりのキーワード「関心を持って聴く態度」に関連して―
    Ⅰ 問題と目的
    Ⅱ 方法
    Ⅲ 結果
    Ⅳ 考察
 第2節 研修へのマイクロカウンセリングの「基本的傾聴技法」活用の可能性に関する調査
     ―かかわりのキーワード「肯定的な児童生徒観」「関心を持って聴く態度」「可能性を引き出すセンス」の視点を通して―
    Ⅰ 問題と目的
    Ⅱ 方法
    Ⅲ 結果
    Ⅳ 考察
 第3節 「感情と行動の結びつき」に関する教師の想像力に関する調査
     ―かかわりのキーワード「肯定的な児童生徒観」「可能性を引き出すセンス」に関連して―
    Ⅰ 問題と目的
    Ⅱ 方法
    Ⅲ 結果
    Ⅳ 考察
第7章 教師のためのコミュニケーション研修プログラム―マイクロカウンセリングを活用して―
 第1部 「関心を持って聴く態度」の学習
 第2部 シナリオによる「肯定的な児童生徒観」,「関心を持って聴く態度」,「可能性を引き出すセンス」の理解
 第3部 シナリオづくり
第8章 本研究のまとめと今後の課題
引用・参考文献
資料
著者山本孝子 著
発行年月日2009年12月25日
頁数236頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1773-4