虚記憶に関する神経心理学的研究
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序文(山鳥 重)
はじめに
第1章 虚記憶に関する理論的背景と本研究の概要
第1節 本研究の背景
第2節 本研究で使用する記憶と虚記憶に関する用語の定義
2-1 虚記憶に関連する用語
2-2 記憶の過程と段階に関する用語
第3節 虚記憶研究の変遷
3-1 心理学における研究対象としての虚記憶
3-2 認知心理学のモデルの適用
3-3 神経心理学における虚記憶―その歴史と背景―
第4節 記憶検査における問題点と本研究の位置づけ
4-1 記憶検査の妥当性
4-2 記憶過程の複合性と記憶検査
4-3 誤答の取り扱い
4-4 本研究の位置づけ
第5節 本研究で用いた神経心理学的検査
5-1 日本版ウェクスラー記憶検査法
(Wechsler Memory Scale-Revised;WMS-R)
5-2 日本版アルツハイマー病認知機能下位尺度
(Alzheimer's Disease Assessment Scale;ADAS)
第6節 本研究の目的と意義
6-1 本研究の目的
6-2 本研究の意義
第7節 本論文の構成
第2章 アルツハイマー病の虚再生
第1節 アルツハイマー病の記憶障害の背景
1-1 アルツハイマー病の記憶障害と虚記憶
1-2 アルツハイマー病患者の記憶障害と画像研究
第2節 WMS-R言語性対連合課題の概要
2-1 WMS-R言語性対連合課題の歴史的背景
2-2 WMS-R言語性対連合課題の解釈上の問題点
第3節 対連合学習課題におけるアルツハイマー病の虚再生(検討1)
3-1 目的
3-2 対象
3-3 方法
3-4 結果
3-5 考察
第4節 虚再生と記憶障害の関係(検討2)
4-1 目的
4-2 対象
4-3 方法
4-4 結果
4-5 考察
第5節 虚再生・無再生の出現傾向と注意機能・意味流暢性との関係(検討3)
5-1 目的
5-2 対象
5-3 方法
5-4 結果
5-5 考察
5-6 検討1から検討3までの総合考察
第6節 虚再生内容の種類の検討(検討4)
6-1 目的
6-2 対象
6-3 方法
6-4 結果
6-5 考察
6-6 本章のまとめ
第3章 前頭側頭型認知症における虚再認
第1節 前頭側頭型認知症における記憶障害
1-1 前頭側頭型認知症の神経心理学的研究
1-2 前頭側頭型認知症の記憶障害の特徴
第2節 前頭側頭型認知症の認知機能障害の特徴―ADASによるアルツハイマー病との比較―(検討5)
2-1 目的
2-2 対象
2-3 方法
2-4 結果
2-5 考察
第3節 前頭側頭型認知症における虚再認傾向(検討6)
3-1 虚再認に関するDRMパラダイム
3-2 目的
3-3 対象
3-4 方法
3-5 結果
3-6 考察
3-7 本章のまとめ
第4章 統合失調症における虚記憶
第1節 統合失調症における記憶障害研究の歴史的背景
1-1 統合失調症における認知機能障害の位置づけ
1-2 統合失調症における記憶障害
1-3 統合失調症の画像研究
1-4 本節のまとめ
第2節 統合失調症の文章記憶障害
2-1 認知心理学における文章記憶研究
2-2 WMS‐Rの論理記憶課題―その利用の意義と解釈上の問題点―
2-3 統合失調症の記憶研究における方法上の問題点
2-4 本節のまとめ
第3節 WMS-R論理記憶課題における文章の3水準からの検討(検討7)
3-1 目的
3-2 対象
3-3 方法
3-4 結果
3-5 考察
3-6 本節のまとめ
第4節 状況モデルにおける虚再生と文章順序の再構成の関係(検討8)
4-1 状況モデルの虚再生
4-2 目的
4-3 対象
4-4 方法
4-5 結果
4-6 考察
4-7 本章のまとめ
第5章 まとめ及び総合考察
第1節 結果のまとめ
第2節 総合的考察
2-1 アルツハイマー病の虚記憶からの考察
2-2 前頭側頭型認知症の虚再認―前頭葉機能と虚再認の関係―
2-3 統合失調症の文章記憶―意味記憶と作業記憶の関与―
第3節 本研究の問題
3-1 本研究データに関する神経心理学的考察上の問題点
3-2 対象の問題
第4節 今後の研究の展望及び課題
引用文献
用語説明
おわりに