認知症高齢者への回想法に関する研究
方法と効果
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はじめに
第1章 認知症性疾患と治療
1.認知症とは
2.認知症の症状
3.認知症の治療
(1)認知症高齢者への薬物療法
(2)認知症高齢者への非薬物療法
4.様々な非薬物療法
(1)感情に焦点をあてたアプローチ:回想法
(2)認知に焦点をあてたアプローチ:現実見当識訓練
(リアリティ・オリエンテーション;RO)
(3)刺激に焦点をあてたアプローチ:美術療法・音楽療法
(4)その他:アニマル・セラピー
5.日常の暮らしにおける非薬物的なかかわり
(1)認知症高齢者とのコミュニケーション
(2)認知症の重症度による配慮
(3)生活環境における配慮
第2章 回想法がもたらす効果
1.回想法がもたらす高齢者への効果
(1)回想法とは
(2)認知症高齢者への回想法の展開
(3)回想法の効果と評価方法
(4)認知症の疾患を特定した回想法研究
2.回想法がもたらすスタッフへの効果
(1)高齢者へのサービスの質と高齢者イメージ
(2)高齢者イメージ―大学生における検討―
(3)高齢者イメージ―青年期以前の段階における検討―
(4)専門的に高齢者にかかわる職種および学生のもつ高齢者イメージ
(5)非薬物療法がもたらす高齢者イメージへの効果
第3章 回想法がもたらす認知症高齢者と介護スタッフへの効果に関する
研究
研究Ⅰ 回想法がもたらす認知症高齢者への効果に関する研究
―評価方法と実施回数の検討から―
研究Ⅰ-1 1クール5回のセミ・クローズド形式での回想法の実施
―回想法を実施した群と実施しなかった群との比較―
Ⅰ-1-1 目的
Ⅰ-1-2 方法
(1)対象
(2)実施方法
(3)回想法の評価
(4)効果の解析
Ⅰ-1-3 結果
(1)語想起課題による初回評価
(2)実施群と非実施群の語彙数の変化
(3)実施群の各実施回での語彙数の変化
(4)実施群の様子の変化
Ⅰ-1-4 考察
(1)評価方法
(2)実施回数
研究Ⅰ-2 1クール5回のクローズド形式での回想法の実施
―回想法と日常会話という異なる言語的介入による効果の比較―
Ⅰ-2-1 目的
Ⅰ-2-2 方法
(1)対象
(2)実施方法
(3)回想法の評価
(4)効果の解析
Ⅰ-2-3 結果
(1)各評価スケールの初回評価
(2)語想起課題による変化
(3)回想群の各実施回での語彙数の変化
(4)その他の評価での結果
(5)実施群の様子の変化
(6)評価スケール間の関連
(7)終了後の再評価
Ⅰ-2-4 考察
(1)実施内容の違いによる変化と評価方法
(2)実践形式
研究Ⅰ-3 回想法,日常会話を実施した群,および特別な介入をしなか
った群での比較
Ⅰ-3-1 目的
Ⅰ-3-2 方法
(1)対象
(2)効果の解析
Ⅰ-3-3 結果
(1)語想起課題による初回評価
(2)介入内容の違いによる語彙数の変化
(3)回想群のMMSE得点の違いによる語彙数の変化の比較
Ⅰ-3-4 考察
実践例〈回想法によって変化した他者との交流〉
研究Ⅰより
研究Ⅱ 認知症高齢者への回想法の実施にかかわるスタッフへの効果
Ⅱ-1 目的
Ⅱ-2 方法
(1)調査対象
(2)調査方法
(3)調査項目
(4)解析方法
Ⅱ-3 結果
(1)分析対象
(2)認知症高齢者と健常高齢者のイメージ
(3)イメージ評点の変化
(4)因子の構成
(5)3群のイメージの変化
(6)内容の異なる言語的介入にかかわったことへの感想
Ⅱ-4 考察
研究Ⅱより
まとめ
文献
あとがき