幼児の演繹推論とその発達的変化
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公刊によせて(中澤潤)
第1章 問題・目的
第1節 演繹推論の発達研究の課題
第2節 成人の演繹推論を説明する理論
第3節 幼児の条件推論研究
1.課題の説明
2.実用論的推論スキーマ理論に基づく研究
3.進化心理学的な理論に基づく研究
4.メンタルモデル理論からの解釈
第4節 幼児の三段論法推論研究
第5節 Markovitsの演繹推論発達モデル
第6節 幼児から成人にわたる演繹推論発達を説明するモデルの生成
1.Markovitsのモデルの問題点
2.演繹推論発達を説明する新しいモデル
第7節 本研究の目的と構成
1.本研究の目的
2.外的要因の検討
3.内的要因の検討
4.本研究の構成
第2章 幼児の条件推論に義務文脈が及ぼす影響(実験1)
第1節 問題・目的
第2節 方法
1.参加児
2.課題・材料
3.手続き
4.課題の採点方法
5.判断理由の分類
第3節 結果
1.4枚カード選択課題得点の分析
2.カード選択の判断理由の分析
第4節 考察
第3章 幼児の条件推論に友達文脈が及ぼす影響(実験2)
第1節 問題・目的
第2節 方法
1.参加児
2.課題・材料
3.手続き
4.課題の採点方法
5.判断理由の分類
第3節 結果
1.4枚カード選択課題得点の分析
2.カード選択の判断理由の分析
第4節 考察
第4章 幼児の条件推論にふりの設定が及ぼす影響(実験3・実験4)
第1節 問題・目的
第2節 予備実験
1.方法
2.結果と考察
第3節 実験3
1.方法
2.結果
3.考察
第4節 実験4
1.方法
2.結果
3.考察
第5節 まとめ
第5章 本研究のモデルの内的要因の検討
第1節 条件推論に関連する内的要因
1.条件推論とワーキングメモリの関連
2.条件推論と抑制制御の関連
3.条件推論課題の選択
第2節 ワーキングメモリ課題の選択
1.二重課題法に基づく課題
2.メモリスパンテスト
3.ワーキングメモリの測度の選択
第3節 抑制制御課題の選択
1.衝動的な反応に対する抑制制御の測度
2.認知的な葛藤に対する抑制制御の測度
3.抑制制御の測度の選択
第6章 幼児の条件推論とワーキングメモリ・抑制制御の関連(実験5・実験6)
第1節 問題・目的
第2節 年長児の条件推論とワーキングメモリ・抑制制御の関連(実験5-1)
1.方法
2.結果
第3節 ワーキングメモリの測度の妥当性の検討(実験5-2)
1.方法
2.結果
第4節 実験5-1・実験5-2を通しての考察
第5節 年長児の条件推論とワーキングメモリ・抑制制御の関連(実験6)
1.方法
2.結果
3.考察
第6節 まとめ
第7章 条件推論・ワーキングメモリ・抑制制御の関連の発達的変化(実験7)
第1節 問題・目的
第2節 方法
1.参加者
2.課題の材料・手続き・得点化
第3節 結果
1.各課題の発達的変化
2.課題間の関連の発達的変化
第4節 考察
第8章 総合的考察
第1節 演繹推論の発達的モデルの構築・検証
第2節 本研究の意義
1.幼児期の演繹推論の発達的位置づけ
2.幼児期の演繹推論に及ぼす文脈の影響
3.演繹推論の発達的変化に関連するワーキングメモリと抑制制御の役割
4.教育への示唆
第3節 今後の課題
引用文献
あとがき
附録