博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

認知的/社会的文脈を統合した学習環境のデザイン

定価: 6,600 (本体 6,000 円+税)
領域固有の先行概念、カリキュラムの特殊性等の「認知的文脈」及び、他者との相互作用、参加者の構造等の「社会的文脈」を統合した学習環境をデザインした新著。

【著者略歴】
高垣マユミ(たかがき まゆみ)
2000年 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科博士課程修了
博士(教育学)
2007年 九州大学大学院人間環境学府行動システム専攻博士課程修了
博士(心理学)
現在 鎌倉女子大学大学院教育学研究科教授、慶應義塾大学教職課程センター非常勤講師
目次を表示します。
序章 概念変化研究における本研究の位置づけ
 序-1 はじめに
 序-2 概念変化の定義
 序-3 概念変化研究における本研究の位置づけ

第1部 問題と目的
第1章 認知的文脈における概念変化に関する諸研究の展望
 1.1 科学的概念への変化を促す教授方略
 1.2 個人内における概念変化のメカニズムの解明
 1.3 先行研究の限界点
第2章 社会的文脈における概念変化に関する諸研究の展望
 2.1 協同的問題解決を促す学習環境
 2.2 個人間における概念変化のメカニズムの解明
 2.3 先行研究の限界点
第3章 本研究の目的と構成
 3.1 本研究の目的
 3.2 本研究の構成

第2部 認知的/社会的文脈を統合した学習環境によるデザインのもとでの概念変化のメカニズムの解明についての実証的研究
第4章 【研究1】仮説検証型討論を導入した学習環境下における科学的談話構造の形成過程―力学の概念による検討―
 4.1 問題と目的
 4.2 方法
 4.3 結果
 4.4 考察
第5章 【研究2】GIsMLを導入した学習環境下における説明活動の形成過程―振り子の概念による検討―
 5.1 問題と目的
 5.2 方法
 5.3 結果
 5.4 考察
第6章 【研究3】相互教授を導入した学習環境下における議論展開の形成過程―電流の概念による検討―
 6.1 問題と目的
 6.2 方法
 6.3 結果
 6.4 考察
第7章 【研究4】相互教授を導入した学習環境下における科学的コミュニティの形成過程―溶解の概念による検討―
 7.1 問題と目的
 7.2 方法
 7.3 結果
 7.4 考察

第3部 総合考察
第8章 教育心理学研究への示唆
 8.1 認知的/社会的文脈による学習環境のデザインとはいかなるものか
 8.2 認知的/社会的文脈による学習環境のもとでの概念変化のメカニズムとはいかなるものか
 8.3 認知的/社会的文脈による学習環境が満たすべき条件
 8.4 本研究の限界と展望
引用文献
付記
謝辞
著者高垣マユミ 著
発行年月日2009年02月28日
頁数210頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1716-1