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ネグレクト児の臨床像とプレイセラピー

定価: 7,700 (本体 7,000 円+税)
子どもの虐待のなかでも特にネグレクト児を対象に心理アセスメントから得られた臨床像を明らかにし、プレイセラピー事例を通して心理的援助のあり方を論じた。

【著者略歴】
坪井 裕子(つぼい ひろこ)
1983年 名古屋大学教育学部教育心理学科卒業
名古屋市児童福祉センター勤務を経て
2002年 名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程前期修了
2005年 名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程後期単位取得満期退学 博士(心理学)
現在 人間環境大学准教授
目次を表示します。
第1章 被虐待児に関する研究・実践の展望
 第1節 諸外国における被虐待児の支援について
 第2節 わが国における被虐待児の支援について
 第3節 虐待が子どもに及ぼす影響と心理アセスメントに関する研究の概観
 第4節 被虐待児の心理治療に関する研究の概観
 第5節 ネグレクト児の研究・心理臨床実践の課題
第2章 本論文における問題と目的
 第1節 本論文における問題の所在と目的
 第2節 本論文の研究方法
 第3節 本論文の構成
第3章 心理アセスメントによる被虐待児の臨床像
 第1節 心理アセスメント研究における被虐待児の背景
 第2節 子どもの行動チェックリスト(CBCL)による被虐待児の臨床像
 第3節 他者評価(CBCL)と自己評価(YSR)による被虐待児の多面的理解
 第4節 被虐待児のロールシャッハ反応
 第5節 被虐待児の臨床像に関する総合的考察
第4章 ネグレクト児のプレイセラピー
 第1節 被虐待児のプレイセラピーの課題
 第2節 被虐待児のプレイセラピー過程における関係性の問題
 第3節 ネグレクト児のプレイセラピー過程におけるネグレクト状況の再現
 第4節 ネグレクト児のプレイセラピー過程における攻撃性の問題
 第5節 ネグレクト児のプレイセラピー過程の総合考察
 第6節 ネグレクト児のプレイセラピーに関する研究のまとめ
第5章 総括的討論
 第1節 本論文の総括
 第2節 本研究で得られた知見が及ぼす臨床場面への示唆
 第3節 今後の課題
引用文献
初出一覧
謝辞
著者坪井裕子 著
発行年月日2008年10月31日
頁数228頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1703-1