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乳幼児の言語発達と母親の育児行動に関する研究

生後4か月から24か月までの母子を中心に

定価: 7,700 (本体 7,000 円+税)
言語獲得の時期にある乳幼児の母親の育児行動の特質を明らかにし、その母親の育児行動と言語発達の関係を考察した好著。母親の育児支援への示唆を与える。

【著者略歴】
矢野美紀(やの みき)
1968年大分県生まれ。自治医科大学看護学部講師。専門は母性看護学。文学博士。助産師。北海道医療大学看護福祉学部卒業、鹿児島大学助産学専攻科修了後、愛媛大学医学部附属病院などの施設で助産師として5年勤務。神戸大学大学院保健学研究科修了、安田女子大学大学院教育学専攻を修了後、広島県立保健福祉大学(現県立広島大学)、東京医療保健大学を経て現職。
目次を表示します。
序章 母親の育児行動研究の必要性と意義
第1章 研究上の視点と本研究の仮説
 第1節 医学およびその近接領域における母性行動研究に関する先行研究の成果と課題
 第2節 心理学領域における母性行動研究の成果と課題
 第3節 本研究の視点
 第4節 本研究における仮説とその検証の方法
  1.研究目的
  2.仮説
  3.研究方法
 第5節 本研究における調査項目の概念整理
  1.育児行動得点について
  2.母親の育児行動に影響する要因について
  3.QOLスケール得点について
  4.ストレス状況について
  5.言語発達について
第2章 研究Ⅰ:生後4か月から12か月までの言語発達と母親の育児行動の変化
 第1節 4か月児の発達と母親の育児行動の関連性
  1.目的
  2.方法
  3.結果
   (1)4か月児をもつ母親の育児行動得点の特徴
   (2)母親の育児行動に影響する要因の特徴
   (3)乳児の発達と母親の育児行動の関連性
  4.考察
 第2節 9か月児の言語発達と母親の育児行動の関連性
  1.研究方法
  2.結果
   (1)母親の育児行動に影響する要因の特徴
   (2)9か月児の言語発達について
  3.考察
 第3節 12か月児の言語発達と母親の育児行動の関連性
  1.研究方法
  2.結果
   (1)母親の育児行動に影響する要因の特徴
   (2)12か月児の言語発達について
  3.考察
 第4節 生後4か月から12か月までの変化について
  1.研究方法
  2.結果
   (1)4か月から12か月までの育児行動に影響する要因の変化
  3.考察
第3章 研究Ⅱ:生後18か月から24か月までの言語発達と母親の育児行動の変化
 第1節 18か月児の言語発達と母親の育児行動の関連性
  1.目的
  2.方法
  3.結果
   (1)18か月児をもつ母親の育児行動得点の特徴
   (2)母親の育児行動に影響する要因の特徴
   (3)18か月児の言語発達について
  4.考察
 第2節 21か月児の言語発達と母親の育児行動の関連性
  1.研究方法
  2.結果
   (1)母親の育児行動に影響する要因の特徴
   (2)21か月児の言語発達について
  3.考察
 第3節 24か月児の言語発達と母親の育児行動の関連性
  1.研究方法
  2.結果
   (1)母親の育児行動に影響する要因の特徴
   (2)24か月児の言語発達について
  3.考察
 第4節 生後18か月から24か月までの変化について
  1.研究方法
  2.結果
   (1)18か月から24か月までの育児行動に影響する要因の変化
   (2)18か月から24か月までの言語発達の変化
  3.考察
第4章 研究Ⅲ:縦断的研究による乳幼児の言語発達と母親のイライラ状態の変化との関連性
 第1節 生後4か月から生後12か月までの関連性
  1.研究方法
  2.結果
   (1)母親の育児行動に影響する要因の特徴
  3.考察
 第2節 生後18か月から生後24か月までの関連性
  1.研究方法
  2.結果
   (1)母親の育児行動に影響する要因の特徴
  3.考察
 第3節 言語数が増加したケースの検討
  1.ケース紹介
   (1)9か月から12か月にかけて言語数が増加した場合の特徴
   (2)18か月から21か月にかけて言語数が増加した場合の特徴
  2.考察
第5章 終章
あとがき
著者矢野美紀 著
発行年月日2008年12月15日
頁数180頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1697-3