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古今和歌集研究集成 第3巻古今和歌集の伝統と評価

定価: 13,200 (本体 12,000 円+税)

古今集が成立して1100年目を迎える現在において、次の新しい時代における古今集研究の進展のために、これまでの研究史をふり返ってその成果を見定めるとともに、改めてわれわれのよって立つべきところを求めようとしたものであり、今後の研究に残されているところを明らかにするとともに、新しい時代に対応すべき研究領域や問題の可能性をさぐることをめざしたものである。
目次を表示します。
古今集の享受と評価の歴史(藤原克己) 
古今集と物語の形成(清水婦久子) 
古今風の継承と革新―初期定数歌論―(近藤みゆき) 
中世和歌と古今集―源経信の「叙景歌」―(渡部泰明) 
中世文化と古今集―東北における民俗芸能の縁起書と和歌の思想―(錦仁) 中世の古今集注―多義性の二つの型―(浅田徹) 
古今伝授の世界(小道子) 
近世文化と古今集―「年内立春」歌の転生―(鈴木健一) 
近世国学と古今集―『古今集遠鏡』における俗語訳の理論と方法―(田中康二) 
海外における古今集(井上英明) 
古今集研究史(吉田幹生)
著者増田繁夫・小町谷照彦・鈴木日出男・藤原克己 編
発行年月日2004年04月15日
頁数360頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1430-6