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児童の抑うつ症状に影響を及ぼす認知的過程

定価: 6,050 (本体 5,500 円+税)
子どもの抑うつの実態とその発症・維持プロセスを認知療法の理論的背景から体系的に解明し,実証データに基づいた心理学的介入への具体的提言を行った研究書。

【著者略歴】
佐藤 寛(さとう ひろし)
1980年 宮崎県宮崎市に生まれる
2002年 早稲田大学人間科学部卒業
2004年 日本学術振興会特別研究員(DC1・筑波大学)
2006年 筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科早期修了
博士(心理学)取得
同 年 日本学術振興会特別研究員(PD・宮崎大学)
2008年 米国University of Oregon/Oregon Research Institute客員研究員
2010年 関西大学社会学部 助教
目次を表示します。
はしがき
第1章 児童の抑うつ症状に関する先行研究
 第1節 児童の抑うつ症状とは
 第2節 児童の抑うつ症状と認知行動療法
 第3節 児童の抑うつ症状に対する認知行動療法の有効性
    ─記述的レビューとメタアナリシスによる検討─(研究1)
 第4節 児童の抑うつ症状に関連する認知的過程
第2章 本研究の目的,意義および用語の概念的定義
 第1節 本研究の目的
 第2節 本研究の意義
 第3節 本研究で用いる用語の概念的定義
第3章 わが国における児童の抑うつ症状の実態
 問題
 第1節 一般児童における抑うつ症状の実態調査(研究2)
 第2節 本章のまとめ
第4章 児童の抑うつ症状とスキーマの関連
 問題
 第1節 児童用非機能的態度尺度の作成(研究3)
 第2節 スキーマが抑うつ症状に与える影響(研究4)
 第3節 本章のまとめ
第5章 児童の抑うつ症状と推論の誤りの関連
 問題
 第1節 児童用認知の誤り尺度改訂版の作成(研究5)
 第2節 推論の誤りが抑うつ症状に与える影響(研究6)
 第3節 本章のまとめ
第6章 児童の抑うつ症状と自動思考の関連
 問題
 第1節 児童用自動思考尺度の作成(研究7)
 第2節 自動思考が抑うつ症状に与える影響(研究8)
 第3節 本章のまとめ
第7章 児童の抑うつ症状に対するストレッサーとスキーマの関与
 問題
 第1節 児童の抑うつ症状に影響を及ぼすストレッサーの検討(研究9)
 第2節 素因ストレスモデルとストレス媒介モデルの検討(研究10)
 第3節 本章のまとめ
第8章 児童の抑うつ症状に関する認知的過程の検討
 問題
 第1節 児童の抑うつ症状に関する認知モデルの構築(研究11)
 第2節 本章のまとめ
第9章 全体的考察
 第1節 本研究の結果のまとめ
 第2節 児童の抑うつ症状に関する認知モデルの考察
 第3節 本研究の臨床に対する示唆
 第4節 本研究の限界および今後の課題
引用文献
著者佐藤寛 著
発行年月日2008年07月31日
頁数178頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1692-8