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社会不安障害患者の生理的反応に対する認知の歪みに関する研究

定価： 6,050 円（本体 5,500 円＋税）
社会不安障害に対する認知行動療法の新たな治療技法の効果を実証した書。震えや発汗といった対人不安の症状で悩む人やその治療者のために総合考察された研究書。

【著者略歴】
金井嘉宏(かない　よしひろ)
1978年　群馬県生まれ
2001年　新潟大学人文学部行動科学課程卒業
2003年　早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程修了
2005年　日本学術振興会特別研究員(DC2)
2006年　北海道医療大学大学院看護福祉学研究科博士後期課程修了
博士(臨床心理学)取得
同　年　広島大学大学院総合科学研究科助手
2007年　広島大学大学院総合科学研究科助教、現在に至る
目次を表示します。
緒言
第1章　社会不安障害患者の生理的反応に対する解釈バイアスに関する研究動向
　第1節　社会不安障害(SAD)の診断と特徴
　第2節　なぜSADに関する研究が必要であるか?
　第3節　SADのアセスメント
　第4節　SADの認知行動療法
　第5節　SADの認知モデル
　第6節　SAD患者の生理的反応に対する解釈バイアスに関する研究
　第7節　SAD患者の生理的反応に関する研究
第2章　従来の研究の問題点と本研究の目的　　　　　　　　　　
　第1節　従来の研究における問題点の整理と本研究の目的
　第2節　本研究の意義
　第3節　本研究の構成
　第4節　本研究で扱う概念の整理と関連用語の定義
　　第1項　SADに関する概念の整理
　　第2項　生理的反応に対する解釈バイアスに関する概念の整理
第3章　Social Phobia ScaleとSocial Interaction Anxiety Scale 日本語版の開発(研究1)
　問題と目的
　方法
　結果
　考察
第4章　生理的反応に対する解釈バイアスが社会不安に及ぼす影響に関する検討(研究2)
　問題と目的
　方法
　結果
　考察
第5章　生理的反応に対する解釈バイアスの操作が不安反応に及ぼす影響に関する検討(研究3)
　問題と目的
　方法
　結果
　考察
第6章　SAD患者の生理的反応に対する解釈バイアスへの介入効果に関する検討(研究4)
　問題と目的
　方法
　結果
　考察
第7章　総合考察
　第1節　本研究の結果のまとめ
　第2節　総合考察
　　第1項　SAD症状測定尺度の開発
　　第2項　生理的反応に対する解釈バイアスと社会不安の関係
　第3節　SAD患者に対する治療への提言
　第4節　SADの認知モデルに関する比較文化的考察
　第5節　本研究の限界と今後の課題
　　第1項　個人差の影響
　　第2項　SADのサブタイプの影響
　　第3項　合併症の影響
　　第4項　ビデオフィードバックの回数と長期的効果に関する検討
　　第5項　生理的反応に対する解釈バイアスと安全確保行動の関係
　第6節　結語
引用文献
あとがき
著者金井嘉宏 著
発行年月日2008年02月29日
頁数134頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1661-4