博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

学校心理学ガイドブック 第2版

定価: 1,650 (本体 1,500 円+税)

「学校心理士」とは、問題に直面している子どものカウンセリングなどによる直接的援助を行うと共に、子どもを取り巻く保護者や教師、学校に対して、「学校心理士」の専門知識と技能をもって、心理教育的援助サービスを行うことのできる方に対して認定する資格である。
本書は、学校心理学が基礎とする、教育心理学、発達心理学、臨床心理学、障害児の教育と心理、教育評価・心理検査、生徒指導・進路指導、学校カウンセリングなどの領域について簡潔に説明し、学校心理士を目指す人への学習のガイドとなる書。
【2007年3月初版刊行】

【執筆者一覧】
―編者―
塩見邦雄、石隈利紀

(執筆順)
小野瀬雅人、松村茂治、林龍平、岡 直樹、藤友雄暉、藤崎眞知代、福田由紀、我妻則明、橋本創一、清水直治、加藤元繁、八並光俊、大野精一、小熊均、岸学、永松裕希、玉瀬耕治、牟田悦子、中澤潤
目次を表示します。
まえがき
第1部 学校心理学と学校心理士
第1章 学校心理学と学校心理士
1.学校教育、教育心理学そして学校心理学/2.学校心理学の意義と特色/3.学校心理士の活動の概要/4.学校心理学とその近辺領域の異同と学校心理士の活動の特色
第2章 海外の学校心理士の場合
1.アメリカについて/2.イギリスについて
第3章 学校心理学の領域と学習課題およびキーワード
1.学校心理学とは/2.心理教育的援助サービスのモデル/3.学校心理士の活動と倫理/4.キーワード/5.参考図書
第2部 学校心理学の領域とキーワード
第4章 教育心理学の領域と学習課題およびキーワード
1.学習の基礎/2.動機づけ/3.学習方法、教授法、授業のいろいろ/4.個に応じた指導/5.学級集団を活かした指導/6.キーワード/7.参考図書
第5章 発達心理学の領域と学習課題およびキーワード
1.発達とは/2.知的発達/3.自己意識の発達/4.社会性や道徳性の発達/5.言語の発達/6.キーワード/7.参考図書
第6章 臨床心理学の領域と学習課題およびキーワード
1.臨床心理学とは/2.臨床心理学から見た児童生徒の問題/3.臨床心理学的アセスメント/4.心理療法/5.専門機関との連携/6.キーワード/7.参考文献
第7章 障害児の教育と心理の領域と学習課題
    およびキーワード
1.学校心理学と障害児教育/2.学校心理学における障害・問題の理解:医学モデルと心理学モデル/3.学校教育における支援と介入の方法/4.キーワード
第8章 生徒指導・進路指導の領域と学習課題およびキーワード
1.学校心理学を基礎とする生徒指導/2.進路指導からキャリア教育へ/3.キーワード
第9章 教育評価・心理検査の領域と学習課題
   およびキーワード
1.はじめに/2.測定と評価/3.アセスメントの方法/4.知能検査/5.発達検査と適応行動尺度/6.学力検査/7.人格検査/8.学校心理士自作の心理測定尺度について/9.「学校」のアセスメント/10.キーワード
第10章 学校カウンセリングの領域と学習課題
   およびキーワード
1.学校カウンセリングの意味と位置づけ/2.学校カウンセリングと学校心理士/3.学校カウンセリングの今後の展望/4.キーワード/5.参考図書
第3部 学校心理士になるためには
第11章 「学校心理士」の資格認定への経緯
1.はじめに/2.日本教育心理学会による「学校心理士」に関するこれまでの取り組み/3.「学校心理士」の社会的意義と役割/4.「学校心理士」の今後
第12章 学校心理士と他の資格
1.はじめに/2.カウンセリングの専門性に関する資格/3.教師カウンセラーとしての資格/4.発達支援、障害児教育支援の専門性としての資格/5.学校心理士との関連は?
第13章 学校心理学に基づくケースレポートのつくり方
1.ケースレポートとは/2.ケースレポートの構成/3.ケースレポートの書き方/4.ケースレポート提出の前に/5.ケースレポートの例
引用・参考文献
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著者学校心理士資格認定委員会 編
発行年月日2011年03月15日
頁数178頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1625-6