自己―他者間の葛藤における調整
“個人主義・集団主義”概念の再検討
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目 次
はじめに
第1章 “個人主義・集団主義”の何が問題か
1.1.“個人主義・集団主義”概念とは
1.2.中心的な研究者とその理論
1.3.“個人主義・集団主義”の問題点
人間の二重性の問題:自己の独立性と他者との関係性
文化を独立変数として扱う問題
実証的根拠と多次元的概念の問題
1.4.本研究の目的
自己一他者間の葛藤における調整についての検討
葛藤の調整における文化の役割についての検討
1.5.本書の構成
第2章 大学生による自己一他者間の葛藤の調整
2.1.大学生はどのように自己と他者の葛藤を調整するか?
2.2.面接法による調整プロセスの検討
方法
結果と考察
2.3.質問紙法による再検討
方法
結果と考察
2.4.本章のまとめと考察
第3章 高齢者による自己ー他者間の葛藤の調整
3.1.高齢者はどのように自己と他者の葛藤を調整するか?
3.2.面接による調整プロセスの検討
方法
結果と考察
3.3.本章のまとめと考察
第4章 大学生と高齢者における共通性と差異
4.1.なぜ大学生と高齢者なのか?
4.2.大学生と高齢者の間接的な比較
方法
結果と考察
4.3.本章のまとめと考察
第5章 自己一他者間の葛藤の調整についての表象
5.1.葛藤の調整を規定する文化とは何か?
5.2.内在化された文化を捉える試み
方法
結果と考察
5.3.本章のまとめと考察
第6章 表象と行動との関連
6.1.表象は葛藤の調整にどのように関わるか?
6.2.大学生と高齢者の男女における表象の検討
方法
結果と考察
6.3.表象と行動との関連の検討
高齢者の場合
大学生の場合
6.4.本章のまとめと考察
第7章 総括的討論
7.1.本研究の結論
自己と他者の調整という人間における普遍性
内在化された表象としての文化の役割
7.2.本研究の意義
7.3.今後の課題
自己と他省の調整に関する課題
表象としての文化に関する課題
その他の残された課題
引用文献
謝辞