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キャンパスのカウンセリング

相談事例から見た現代の青年期心性と壮年期心性

定価: 2,420 (本体 2,200 円+税)
大学カウンセラーとしての35年の相談事例報告。来談者の学生や教職員の訴えの多様さに現代が見えてくる。青年期と壮年期の心を読み解く鍵と対策を提示。

【著者紹介】
鳥山平三(とりやま へいぞう)
1965年 京都大学文学部哲学科心理学専攻卒業
1970年 同上 大学院心理学専攻博士課程単位取得満期退学
1970~1996年 京都工芸繊維大学保健管理センター講師、助教授
1996~2001年 天理大学人間学部人間関係学科臨床心理専攻 教授
2001年~現在 大阪樟蔭女子大学人間科学部心理学科
          同上 大学院人間科学研究科臨床心理学専攻 教授
2001~2005年 同上 附属カウンセリングセンター センター長
2005年~現在 社会福祉法人「奈良いのちの電話相談」協会研修委員会 副委員長
専門分野:家族・社会臨床心理学
目次を表示します。
第1部 学生相談活動の実際
 第1章 学生相談とは
 1 学生相談のあらまし
 2 学生相談の内容
 3 学生相談の形態
 第2章 学生相談事例の回顧
 1 自殺
 2 留年学生
 3 不本意入学
 4 スチューデント・アパシー
 5 いじめ
 6 精神障害

第2部 学生相談活動の心構えとアプローチの仕方
 第1章 大学生気質をふまえて
 1 「少数エリート世代」
 2 「学徒動員世代」
 3 「学制改革世代」
 4 「全学連世代」
 5 「反安保闘争世代」
 6 「全共闘世代」(あるいは、「大学紛争世代」)
 7 「共通一次試験世代」
 8 「大学入試センター試験世代」
 9 「国立大学法人化世代」
 第2章 学生相談室から見た大学生気質のキーワード
 1 「自我易萎縮性」
 2 「プラスチック心性」
 3 「際人症候群」
 4 「卒業嫌々症候群」
 5 「温泉卵症候群」
 6 大学生気質から現代の青年期心性が見えてくる

第3部 キャンパスの壮年期
 第1章 教職員、および、その他の相談事例
 第2章 中年クライシス―壮年期の光と影
 1 人生の午後、あるいは、人生の黄昏をどう生きるか
 2 中年の危機
 第3章 ストレス対処法―自己概念と人生態度の変容:“3Rs”のお薦め―
 第4章 心理療法
 第5章 絶望から希望へ

第4部 終章:カウンセリングの手法
 第1章 折衷主義
 第2章 カウンセリング手法の選択
 第3章 心理臨床家の目標
著者鳥山平三 著
発行年月日2006年05月31日
頁数272頁
判型 四六
ISBNコード978-4-7599-1574-7