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自己評価に関する発達心理学的研究

児童期から青年期までの検討

定価: 9,350 (本体 8,500 円+税)
児童期から青年期までの自己評価の発達について多角的に検討した研究。自己評価の構造のみならずその形成要因、自己評価の機能に関して詳述した示唆に富む好著。

【著者略歴】
眞榮城和美(まえしろ かずみ)
〔最終学歴〕白百合女子大学大学院文学研究科発達心理学専攻・博士課程修了、博士(心理学)
〔専門分野〕発達心理学・臨床心理学
〔研究テーマ〕自己評価・社会適応・精神的健康 自己評価の発達に関する検討を中核とした研究活動を行っている。最近では、人間の恵新的健康に影響を及ぼす自己評価の機能について明らかにすることを目的とした縦断的研究に取り組んでいる。
目次を表示します。
はじめに
本書の構成 
第I部 自己評価とは何か
―自己評価の構成から自己評価の発達的変化に関する検討―
第1章 自己評価とは何か―自己評価に関する先行研究の概観―
 第1節 自己評価について検討する意義
 第2節 自己評価の理論的位置づけ:自己評価と自己受容感との関連
 第3節 自己評価の発達的変化:児童期から青年期を中心として
 第4節 自己評価の形成要因:遺伝要因と環境要因との関連
 第5節 自己評価の機能:社会適応と自己評価との関連
第2章 児童期から青年期に至る自己評価尺度の構成
 第1節 研究1:児童期版自己評価尺度の構成
 第2節 研究2:思春期版自己評価尺度の構成
 第3節 研究3:青年期版自己評価尺度の構成
第3章 自己評価の発達および性差の検討
 第1節 研究4:児童期から青年期に至る自己評価の横断的検討
 第2節 研究5:児童期から思春期に至る自己評価の縦断的検討
第4章 児童期から青年期に至る自己評価の構造
 第1節 研究6:自己評価の構造に関する検討―児童期版―
 第2節 研究7:自己評価の構造に関する検討―思春期版―
 第3節 研究8:自己評価の構造に関する検討―青年期版―
第II部 自己評価はどのように作られ,どのような役割を担っているのか
―自己評価の形成メカニズムと自己評価の機能に関する検討―
第5章 児童・思春期における自己評価に影響を及ぼす遺伝・環境要因の検討
 第1節 研究9:双生児法による人間行動遺伝学的検討
 第2節 研究10:縦断的研究データに基づく検討
第6章 児童・思春期における自己評価と親子相互作用との関連
 第1節 研究11:親子相互作用の全体的雰囲気評定分析に基づく検討
 第2節 研究12:親子間のSSICS(Social Support Interaction Coding System)分析に基づく検討
第7章 児童・思春期における自己評価の機能
 第1節 研究13:思春期における抑うつ感に影響を及ぼす児童期の自己評価
 第2節 研究14:思春期における学校適応感に影響を及ぼす児童期の自己評価
第III部 本書の総括と今後の展望
第8章 本書の概要
第9章 本書の総合考察と今後の展望
おわりに
引用文献
あとがき

著者眞榮城和美 著
発行年月日2005年12月25日
頁数214頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1543-3