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幼児期における他者の内的特性理解の発達

定価: 8,800 (本体 8,000 円+税)
本書は、幼児期における他者の内的特性の把握とそれを考慮しての行動予測および感情推測能力の発達的変化を、縦断的観察研究と実験的研究から実証・解明した。

【著者略歴】
松永あけみ(まつなが あけみ)
現職 群馬大学教育学部 教授
1984年 千葉県立市川児童相談所心理判定員(嘱託)
1985年 株式会社公文教育研究会公文教育研究所研究員
1990年 山形大学教育学部講師
1994年 山形大学教育学部助教授
2000年 群馬大学教育学部助教授
2003年 教育学博士(東京学芸大学)
2005年 群馬大学教育学部教授
目次を表示します。
まえがき
第1章 問題設定の意義
第2章 幼児期における他者の内的特性の理解に関する発達の理論的背景
 1節 先行研究における内的特性の定義
 2節 他者の内的特性の理解に関する発達の先行研究と課題
  1. 内的特性語の使用
  2. 行動情報呈示による他者の行動予測および内的特性の理解
  3. 行動情報呈示による他者の感情推測および内的特性の理解
  4. まとめ
 3節 他者の内的特性の把握の仕方に関連する先行研究と課題
 4節 「心の理解」と他者の内的特性の理解との関連
  1. 他者の内的特性の意識化の始まりとの関連
  2. 他者の内的特性の理解およびそれと一致するような行動予測・感情推測との関連
  3. 社会・文化的影響
 5節 まとめ
第3章 本研究の意義と目的
第4章 内的特性の理解の始まりに関する基礎的な研究
 1節 内的側面全般への意識化の始まり(研究1-1)
 2節 内的特性への意識化の始まり(研究1-2)
 3節 まとめ
第5章 他者の内的特性を考慮した感情推測能力の発達
 1節 幼児期における発達的変化(研究2)
 2節 他者の内的特性の把握およびその保持と感情推測との関連(研究3)
 3節 社会的カテゴリーについての既有知識と感情推測との関連
 4節 まとめ
第6章 他者の内的特性の把握と行動予測能力の発達
 1節 4歳~6歳までの発達的変化(研究5)
 2節 児童・成人との比較による幼児期の特徴(研究6)
 3節 2歳から4歳までの発達的変化(研究7)
 4節 他者の内的特性の把握の仕方
 5節 まとめ
第7章 全体的考察と今後の課題
引用文献
あとがき


著者松永あけみ 著
発行年月日2005年12月25日
頁数190頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1534-1