認知機能に軽度な障害をもつ児童の記憶の制御困難
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第1部 理論編
第1章 序論
第1節 本研究の目的
第2節 認知機能に軽度な障害を持つ児童
1.知的障害の概念
2.学習障害の概念
3.読み困難とは
第3節 読み困難と記憶の制御困難
第2章 記憶の制御困難
第1節 記憶のモデル
1.多段階貯蔵モデル
2.処理水準モデル
第2節 関係情報と項目特定情報
1.体制化と意味処理
2.体制化と意味処理の複合効果
3.関係情報と項目特定情報
4.関係情報と項目特定情報の相補作用モデル
第3節 知的障害児における記憶の制御困難
第4節 Ⅰ部(理論編)の総括
第2部 実証編
第3章 記憶の制御困難に関する実験的研究
第1節 体制化機能に認められる制御困難
1.クラスタリングの効果〈研究1〉
2.クラスタリングの効果に見られる発達的変化〈研究2,研究3〉
3.記憶表象の特異性〈研究4〉
4.全般的考察〈研究1―研究4〉
第2節 関係情報と項目特定情報の相補作用
1.相補作用効果についての追試的検証〈研究5〉
2.知的障害児における相補作用効果1〈研究6〉
3.知的障害児における相補作用効果1〈研究7〉
4.音韻処理における相補作用効果〈研究8〉
5.読み遅進児における相補作用効果〈研究9〉
6.全般的考察〈研究5―研究9〉
第4章 関係情報と項目特定情報の相補作用を促す指導
第1節 読み困難の類型
1.類型化のための方法
2.MRR児とLDR児の心理特性
第2節 MRR児の指導事例
1.MRR児の言葉の表現指導〈事例A〉
2.MRR児の作文指導〈事例B〉
3.全般的考察〈事例A,事例B〉
第3節 LDR児の指導事例
1.LDR児の作文指導〈事例C〉
2.LDR児の読み指導〈事例D〉
3.LDR児の読み指導〈事例E〉
4.全般的考察〈事例C―事例E〉
第5章 結論
まとめと今後の課題
引用文献
資料
あとがき