博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

  • 残部僅少

抑うつと自己開示の臨床心理学

定価: 8,800 (本体 8,000 円+税)
日常生活での対人的なかかわりと抑うつとの関係について、認知的な視点を導入しながら考察。臨床心理学-社会心理学のインターフェイス領域での研究展開を紹介する図書。

【著者略歴】
森脇愛子(もりわき あいこ)
1975年 生まれ
2000年 東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了{修士(文学)}
2003年 東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了{博士(学術)}
現在 東京大学21世紀COE「心とことば―進化認知科学的展開」 特任研究員
目次を表示します。
はしがき
はじめに
第1部 研究の展望
第1章 先行研究の概観
 1.1 抑うつとは何か
 1.2 実証的アプローチ:精神疾患に対するアナログ研究の意義
 1.3 抑うつと対人関係
 1.4 自己開示とは
 1.5 自己開示の開示法,被開示者の反応と抑うつ
    ―自己開示の質的側面,受け手の反応を考慮する重要性―
 1.6 抑うつにいたるモデルの提唱
第2章 記述的研究
 2.1 自己開示の記述研究
 2.2 尺度の作成
第2部 自己開示から抑うつにいたるメカニズムの検討
    ―認知的な規定因を含めたモデルの実証研究―
第3章 質問紙調査に基づくモデルの検討
 3.1 縦断調査に基づくモデルの検討
 3.2 開示者・被開示者の両側からのペアデータによるモデルの検討
第4章 実験的なモデルの検討
 4.1 被開示者の反応と開示者の抑うつとの関係
 4.2 自己開示と被開示者の反応との関係
第3部 介入効果研究
第5章 早期介入への応用可能性―介入効果研究
 5.1 認知行動的アプローチを導入した介入効果研究
第4部 結  論
第6章 研究の結論とその示唆
引用文献
著者森脇愛子 著
発行年月日2005年01月15日
頁数190頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1474-0