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プランの記憶に関する認知心理学的研究

定価: 12,650 (本体 11,500 円+税)

記憶は未来の行為のために機能している。未来の行為に向け、意識的・自動的に過去の知識や未来の推論を用いた予測活動がおこなわれていることを実験的に究明。
目次を表示します。
はしがき
概要
1.序論
 1.1 本書の構成 
 1.2 意図に対する関心の萌芽 
   1.2.1 Freud(1901)のし忘れ・度忘れに関する理論
   1.2.2 Lewin(1926)の思想
   1.2.3 意図に関する実験的検討 
   1.2.4 Miller,Galanter,& Pribram(1960)の理論
 1.3 意図に対する関心の再来 
   1.3.1 展望的記憶研究のはじまりとその時代的背景
   1.3.2 展望的記憶の領域と研究法 
   1.3.3 展望的記憶研究で検討される過程
 1.4 プランの記憶 
   1.4.1 行為の記憶研究からの知見 
   1.4.2 プランの活性化 
 1.5 プランとプランニング 
   1.5.1 プランニング研究
   1.5.2 意図と習慣 
2.本書の目的と概要
 2.1 本書の目的 
   2.1.1 本書の視点
   2.1.2 プランの記憶と時間知識 
   2.1.3 本書の目的 
 2.2 実験および調査の概要 
3.プランの記憶における時間的特性
 3.1 プランの記憶における時間的特性 
   3.1.1 実験1 プランの記憶における日内時間効果
   3.1.2 実験2 2日分のプラン(もしくは出来事)の記憶
   3.1.3 3.1節のまとめ
 3.2 3章のまとめ 
4.時間知識とプランの記憶
 4.1 時間に関する知識構造の検討
   4.1.1 調査1 日常的行為・出来事の連想における時間的特性
   4.1.2 4.1節のまとめ
 4.2 プランの記憶と知識構造 
   4.2.1 実験3 プランの記憶と日常的行為・出来事に関する知識構造
   4.2.2 4.2節のまとめ
 4.3 4章のまとめ 
5.プランの記憶における日内時間効果の生起条件
 5.1プランの記憶における‘時間情報’の役割
   5.1.1 実験4 順序情報をともなったプランの記憶  
   5.1.2 実験5 プランの想起様式からの検討
   5.1.3 5.1節のまとめ 
 5.2 プラン以外の刺激を用いた検討
   5.2.1 実験6 普通名詞を用いた検討(1):
          時間情報をともなった刺激
   5.2.2 実験7 普通名詞を用いた検討(2):
          順序情報をともなった刺激
   5.2.3 5.2節のまとめ 
 5.3 5章のまとめ 
6.プランの記憶におけるプランニング過程
 6.1 プランニングにおける‘自己’の特性
   6.1.1 実験8 自己プラン効果の検討
   6.1.2 実験9 自己と他者のプランを用いた検討
   6.1.3 6.1節のまとめ 
 6.2 プランニング方略の検討
   6.2.1 実験10 自己プランにおけるプランニング方略の検討
   6.2.2 6.2節のまとめ 
 6.3 6章のまとめ
7.プランの活性化における自動的処理 
 7.1 時間情報をともなったプランの活性化に関する検討
   7.1.1 実験11 プランの活性化におけるプラン間の時間的関係性の影響
   7.1.2 実験12 プランの活性化に関する時間的推移の検討
   7.1.3 7.1節のまとめ
 7.2 順序情報をともなったプランの活性化に関する検討
   7.2.1 実験13 プランの活性化に関する時間的推移の検討:
          順序情報を用いた場合
   7.2.2 7.2節のまとめ
 7.3 7章のまとめ
8.プランの記憶に関する理論的展開
 8.1 本研究で得られた知見
   8.1.1 プランの記憶特性と時間知識
   8.1.2 プランニングと‘自己’
   8.1.3 プランの活性化過程
 8.2 プランの記憶における認知的処理過程に関する仮説
  8.2.1 プランニング過程
  8.2.2 プランの活性化過程
 8.3 プランの記憶に関する統合的理解
9.総括
10.文献  
著者渡辺はま 著
発行年月日2003年12月25日
頁数236頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1408-5