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パニック障害に対する集団認知行動療法

定価: 12,650 (本体 11,500 円+税)
我が国で初めて、広場恐怖を伴うパニック障害に対する集団認知行動療法プログラムを提案。その有効性を実証的に検討し効果的な治療法を提示。パニック障害の治療に関係する医師・臨床心理士に必読の書。

【著者略歴】
陳峻文(ちん しゅんぶん)
1966年 中国福建省福清市に生まれる
1985年 中国福建師範大学福清分校英文科卒業
1985年 中国福建師範大学福清分校英文科教員
1991年 来日
1997年 早稲田大学人間科学部人間健康科学科卒業
1999年 早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程修了
2002年 早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了
博士(人間科学)(早稲田大学)

現在 早稲田大学人間科学部助手、心療内科・神経科赤坂クリニック非常勤心理士
目次を表示します。
第1章 広場恐怖を伴うパニック障害に対する認知行動療法
 第1節 広場恐怖を伴うパニック障害とは?
 第2節 パニック障害に対する認知行動論的理解
  1.行動論的理解
  2.認知療法・認知行動療法から見たパニック障害
 第3節 パニック障害に対する認知行動療法(CBT)
第2章 広場恐怖を伴うパニック障害に対する集団認知行動療法:
    従来の研究の問題点と本研究の日的
 第1節 従来の研究の問題点
 第2節 本研究の目的
 第3節 本研究の構成
第3章 集団認知行動療法の実施に当たって,患者の持つ困難点に関する検討
 第1節 本章の目的
 第2節 エクスポージャーを実施する際に感じる困難点の検討
  1.目 的
  2.予備調査
  (1)対象者
  (2)方 法
  (3)結果と考察
  3.本調査
  (1)対象者
  (2)方 法
  (3)質問項目
  (4)結果と考察
第3節 本章のまとめ
第4章 患者教育の内容の設定とその妥当性に関する検討
 第1節 本章の目的
 第2節 患者教育内容の設定と症状の自己コントロールに対する
     セルフ・エフィカシーへの患者教育の影響
  1.目 的
  2.方 法
  (1)対象者
  (2)患者教育内容
  (3)質問項目
  (4)手続き
  3.結果と考察
第3節 患者教育がエクスポージャーに及ぼす影響
  1.目 的
  2.方 法
  (1)対象
  (2)患者教育内容
  (3)質問項目
  (4)手続き
  3.結果と考察
第4節 本章のまとめ
第5章 集団認知行動療法(CBGT)プログラムの開発
 第1節 本章の目的
 第2節 CBGTプログラムの構成と実施方法
 第3節 CBGTプログラムの効果判定に用いられる指標
 第4節 本章のまとめ
第6章 集団認知行動療法(CBGT)プログラム効果の検討:
    パニック障害専門クリニックにおける検討
 第1節 本章の目的
 第2節 CBGTプログラムの各セッションと全体効果の検討
  1.目 的
  2.方 法
  3.結果と考察
 第3節 CBGTプログラムの治療効果に及ぼす集団の影響に関する検討
  1.目 的
  2.集団機能に関する質問項目の作成
  3.CBGTプログラム実施中における集団の影響の検討
 第4節 個人特性と治療効果に関する検討
  1.目 的
  2.方 法
  3.結果と考察
第5節 本章のまとめ
第7章 集団認知行動療法(CBGT)プログラム効果の検討:
    地域の心理相談室における検討
 第1節 本章の目的
 第2節 CBGTプログラムの各セッションと全体効果の検討
  1.目 的
  2.方 法
  3.結果と考察
 第3節 本章のまとめ
第8章 症例検討
 第1節 本章の目的
 第2節 症例検討
  1.症例提示
  2.CBGTの実施方法
  3.効果のアセスメントに用いられた指標と測定時期
  4.結果と考察
 第3節 本章のまとめ
第9章 広場恐怖を伴うパニック障書に対する集団認知行動療法(CBGT)の提唱と
その臨床的意義
 第1節 本研究の結果のまとめ
 第2節 広場恐怖を伴うパニック障害に対するCBGTの提案
 第3節 広場恐怖を伴うパニック障害に対するCBGTプログラムの特徴
 第4節 広場恐怖を伴うパニック障害に対するCBGTの実施上の留意点
 第5節 広場恐怖を伴うパニック障害に対するCBGTに関する今後の課題
引用文献
あとがき
付  録
著者陳峻文 著
発行年月日2003年10月15日
頁数312頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1388-0