徳川後期の攘夷思想と「西洋」
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序 M・ウィリアム・スティール
序章 研究の意義と本書の課題
第一章 西洋学術摂取の正当性― 一八〇〇年代前半 平田篤胤―
第一節 「西洋」との出会い
第二節 好奇心―西洋学習
第三節 共鳴―キリスト教の来世観
第四節 「西洋」への認識
第二章 イデオロギーとしての「西洋」― 一八二五年『新論』―
第一節 出会いの衝撃―ウェスタン・インパクト
第二節 恐怖―キリスト教観
第三節 危機感―精神的支柱の必要性
第四節 会沢正志斎における「西洋」の意味―平田篤胤との比較をめぐって
第三章 西洋科学への傾倒と実学的志向― 一八三〇年-幕末 徳川斉昭―
第一節 西洋科学への賞賛と両義的態度
第二節 西洋科学摂取―水戸藩の藩政改革をめぐって
第三節 西洋医学への関心
第四節 実学への志向
第四章 水戸藩の西洋学術摂取の波紋
―幕末「有志」大名の情報ネットワークをめぐって―
第一節 豊富な情報源と蘭書貸借
第二節 西洋知識と情報の交流
第三節 幕末社会への波紋―情報ネットワークが意味するもの
終章 攘夷思想家と「西洋」
参考文献
あとがき