子どもの道徳的自律の発達
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まえがき
Ⅰ 道徳発達と社会的領域理論
1社会的領域の定義
(1)道徳
(2)慣習
(3)心理領域(個人領域/自己管理領域)
2 社会的領域概念の形成過程
3 子どもの社会道徳的判断
4 社会道徳的思考の発達
5 領域混合と領域調整
6 概念と信念の区別
7 社会道徳的発達の諸側面への領域理論からのアプローチ
8 社会的領域理論に関するわが国の研究の現状
Ⅱ 幼児の生活における社会道徳的環境
研究1 幼児の集団生活における社会道徳的逸脱と社会的相互作用
研究2 幼児と母親のつくりだす日常の社会道徳的文脈
Ⅲ 子どもの社会道徳的判断と領域概念
研究3 幼児の求める教師の働きかけ方1:領域理論からの検討
研究4 幼児の求める教師の働きかけ方2
研究5 児童の社会道徳的判断の発達
研究6 児童の性役割概念:社会的領域理論からのアプローチ
Ⅳ 展望:権威概念の発達に関する心理学的研究
1 Piaget(1932)の「児童の道徳的判断」の研究
2 Kohlberg(1969)による道徳性の発達段階の研究
3 Damon(1977)による「正当性と服従:権威の発達」の研究
4 権威概念の正当性の源に関する領域理論からの検討
5 親権威の正当性と青年の個人的権限に関する領域理論からの検討
Ⅴ わが国の子どもにおける権威概念の発達
研究7 幼児と母親の親権威概念
研究8 幼児における教師と子ども権威の受容と拒否
研究9 小学生の親権威概念
研究10 教師権威の概念化に関する研究
Ⅵ 子どもの道徳的自律の発達
1 子どもの領域概念の発達と道徳的自律
(1)子どもの社会道徳的発達環境
(2)子どもの社会道徳的判断と社会的領域概念
2 子どもの大人権威の受容と拒否からみた道徳的自律の発達
(1)幼児の大人権威概念
(2)児童・青年における大人権威概念
3 道徳教育実践への示唆
4 今後の課題と方向
引用文献