脳性まひ児の動作不自由と動作発達
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序章 問題の所在と研究の目的
第1節 科学としての動作訓練法に向けて
第2節 動作訓練法の技術とは何か
第3節「見立て」の技術を支える知識を体系化する
第4節 研究の目的
第5節 本書の構成
第1章 脳性まひ児の運動発達研究
第1節 脳性まひ児の歩行獲得にかかわる諸要因
1 反射活動・姿勢反応
2 粗大運動の獲得
3 病型
4 その他の要因
第2節 脳性まひ児の運動発達経過
1 移動パターンからみた発達経過
2 二次障害について
第2章 動作訓練法―概略とモデルパターン動作―
第1節 動作訓練法の開発
第2節 脳性まひ児の動作不自由
第3節 訓練技術
1 モデルパターン動作
2 訓練の道具としてのモデルパターン動作
3 訓練課題の見立て
第3章 モデルパターン動作の獲得度を指標とした動作不自由と動作発達の分析(1)
―実用歩行を獲得していない脳性まひ児を対象とした分析―
第1節 目的
第2節 方法
1 検査対象と資料の収集
2 検査方法
第3節 結果
1 検査結果の得点化
2 動作不自由の臨床像の分析
3 フォローアップによる動作の変容
第4節 考察
第4章 モデルパターン動作の獲得度を指標とした動作不自由と動作発達の分析(2)
―座位獲得過程にかかわる動作要素とその学習困難に関する分析―
第1節 目的
第2節 方法
1 検査対象と資料の収集
2 検査方法
第3節 結果および考察
1 座位獲得過程にかかわる動作要素
2 座位獲得過程における動作の学習
第4節 総合考察
第5章 モデルパターン動作の獲得度を指標とした動作不自由と動作発達の分析(3)
―実用歩行を獲得している脳性まひ児を含めた分析―
第1節 目的
第2節 方法
1 検査対象と資料の収集
2 検査方法
第3節 結果
1 動作不自由評定尺度の作成
2 動作不自由の臨床像の分析
3 フォローアップによる動作の変容
第4節 考察
第6章 モデルパターン動作の獲得度を指標とした動作不自由と動作発達の分析(4)
―歩行,座位保持,移動運動獲得の可能性と条件―
第1節 目的
第2節 方法
1 検査対象と資料の収集
2 検査方法
第3節 結果
1 対象児の類型化
2 各類型の臨床像
3 類型の変化
4 移動運動と尺度得点との対応および移動運動の変化
第4節 考察
第7章 脳性まひ児の動作発達経過―事例をまじえた総括―
第1節 動作発達の道筋について
第2節 低緊張で動きの少ない子ども
第3節 Gパターンからの解放の途上にある子ども
1「全身屈曲定型」タイプ
2 痙性の影響が強いタイプ
第4節 弱い痙性を示しつつ緊張の低下した子ども
1 「低痙性・座位抗重力動作不自由」タイプ
2 「低痙性・立位膝立ち位抗重力動作不自由」タイプ
第5節 運動発達経過の総括
第6節 今後の課題
終章 これからの脳性まひ児の訓練をめぐって
第1節 脳性まひ児の訓練効果
1 研究デザインの問題
2 評価測度の問題
第2節 訓練ゴールの設定を支える考え方
1 障害モデルと訓練ゴール
2 障害モデルにおける次元間の関連
第3節 関連領域からの示唆
1 訓練と日常生活とをつなぐもの
2 能力の視点から関係性の視点へ
文献
あとがき