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精神遅滞児の学習を規定する課題解決能力の発達

定価: 6,050 (本体 5,500 円+税)

「総合的学習の時間」では課題解決能力の獲得が指導目標の一つにされる。本書では主にその方略の発達に影響する要因の数々を明らかにし、指導の手がかりを得る。

【著者略歴】
田中道治(たなか みちはる)
1947年 広島県に生まれる
1977年 東京教育大学大学院教育学研究科修了
1992年 アメリカ合衆国エール大学心理学科留学
現 在  熊本大学教育学部助教授(障害児心理学)
      教育学博士
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
序文
第1章 序 論
Ⅰ 精神遅滞児の学習・思考に関する研究の成果と問題点
Ⅱ 確率学習課題を用いた課題解決過程に関する研究の成果と問題点
Ⅲ 課題解決過程に及ぼす規定要因に関する研究の成果と問題点
Ⅳ 精神遅滞児の課題解決過程に関する研究の成果と問題点
Ⅴ 本研究の目的
Ⅵ 全体的方法
第2章 実験的研究(1)
Ⅰ 第1実験―課題解決過程における発達的変化に関する実験
Ⅱ 第2実験―課題解決方略の発達的画期に関する実験
Ⅲ 第1実験及び第2実験の全体的考察
第3章 実験的研究(2)
Ⅰ 第3実験―課題解決過程に及ぼす成功・失敗経験の効果について
Ⅱ 第4実験―課題解決過程における失敗経験の影響の個人差について
Ⅲ 第3実験及び第4実験の全体的考察
第4章 実験的研究(3)
Ⅰ 第5実験―初歩的仮説検証反応の生起に及ぼす反応言語化の効果について
Ⅱ 第6実験―初歩的仮説検証反応の性質に関する実験
Ⅲ 第7実験―初歩的仮説検証と教示効果について
Ⅳ 第5実験から第7実験の全体的考察
第5章 総括的考察及び要約
Ⅰ 総括的考察
Ⅱ 要約
Ⅲ 今後の展望
補章 精神遅滞児の課題解決過程研究の動向と課題
文献
あとがき

著者田中道治 著
発行年月日2002年06月15日
頁数176頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1327-9