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素朴理論の修正ストラテジー

定価: 9,900 (本体 9,000 円+税)
新旧知識の接続・照合という過程に着目し、素朴理論の修正に有効な教授方略を体系的に解明。その結果に基づき、素朴理論の修正のための教授原則を提示する。

【著者略歴】
進藤聡彦(しんどう としひこ)
1957年 山梨県生まれ
1987年 東北大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学
1987年 帝京学園短期大学専任講師
1988年 山梨大学教育学部(現:教育人間科学部)専任講師
2000年 博士(教育学)
現在 山梨大学教育人間科学部助教授
目次を表示します。
はしがき
第Ⅰ部 素朴理論の修正に関連する要因としての新旧知識間の接続・照合
過程
 第Ⅰ章 素朴理論に関する従来の研究と本研究における問題
  1.本研究の背景
  2.本研究の問題
 第Ⅱ章 ru(―)残存の原因としてのru・ru(―)間の接続・照合の欠如
     過程の実在性
  1.問題
  2.実験1
  3.考察
  4.ru・ru(―)間の接続・照合過程に関して本章で得られた知見
 第Ⅲ章 ru(―)を残存させるものとしての教授文脈に依存的なruの獲得
     過程
  1.問題
  2.実験2 
  3.考察
  4.ru・ru(―)間の接続・照合過程に関して本章で得られた知見
第Ⅱ部 ru・ru(―)間の接続・照合の規定要因
 第Ⅳ章 既有知識の活性化・検索の規定因としての課題への関与状況
  1.問題
  2.実験3
  3.考察
  4.ru・ru(―)間の接続・照合過程に関して本章で得られた知見
第Ⅴ章 問題構造の同一性認知とru・ru(―)間の接続・照合過程
1.問題(その1)
  2.調査1-1
  3.考察(その1)
  4.問題(その2)
  5.調査1-2
  6.考察(その2)
  7.ru・ru(―)間の接続・照合過程に関して本章で得られた知見
第Ⅵ章 ru・ru(―)間の接続・照合の抑制要因としての学習者の元に対
     する不明確な認識
  1.問題
  2.調査2
  3.考察
  4.ru・ru(―)間の接続・照合過程に関して本章で得られた知見
第Ⅶ章 ruの理解に関する不正確なメタ認知がru(―)の修正に及ぼす抑制
     的影響
  1.問題
  2.実験4
  3.考察
  4 ru・ru(―)間の接続・照合過程に関して本章で得られた知見
第Ⅲ部 ru・ru(―)間の接続・照合の観点からのru(―)の修正ストラテ
    ジー
 第Ⅷ章 ru・ru(―)間の接続・照合に及ぼす焦点事例および学習者の関与
     状況の役割
  1.問題(その1)
  2.事前調査
  3.実験5-1
  4.考察(その1)
  5.問題(その2)
  6.実験5-2
  7.考察(その2)
  8.ru・ru(―)間の接続・照合過程に関して本章で得られた知見
第Ⅸ章 学習者のほしを顕在化させることによるru・ru(―)間の接続・
     照合の促進ストラテジーとしての例外例の検証
1.問題
  2.実験6
  3.考察
  4.ru・ru(―)間の接続・照合過程に関して本章で得られた知見
第Ⅹ章 学習者の元を明確化させることによるru・ru(―)間の接続・照合
の促進ストラテジー
1.問題
  2.事前調査
  3.実験7
  4.考察
  5.ru・ru(―)間の接続・照合過程に関して本章で得られた知見
第Ⅹ章 複数事例によるruの教授がru・ru(―)間の接続・照合に及ぼす
効果
1.問題
  2.実験8
  3.考察
  4.ru・ru(―)間の接続・照合過程に関して本章で得られた知見
第Ⅳ部 ru・ru(―)間の接続・照合の観点から見た両の修正のための教授
原則と今後の課題
第ⅩⅡ章 ru・ru(―)間の接続・照合過程の促進による元の修正のための
教授原則の提出と今後の研究課題
  1.本研究の概観
  2.ru・ru(―)間の接続・照合の観点から元を修正するための5つの教授
原則
  3.今後の研究課題としての学習者に納得を得させるru(―)の修正スト
ラテジーの検討
おわりに
引用文献
著者進藤聡彦 著
発行年月日2002年02月15日
頁数284頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1305-7