乳幼児の言語・行動発達
機能連関的研究
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序
第1章 本研究の問題意識
発達研究の問題
本研究の特質
研究方法
第2章 文献的考察
第1節 前言語期・言語獲得期の発達
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.象徴機能の発達とその形成基盤
Ⅲ.言語獲得と諸機能の発達の発達的関連に関する研究とその問題点
Ⅳ.方法論上の問題―事例研究をめぐって―
第2節 1歳以降の言語獲得に関する諸問題
Ⅰ.音声と意味の結びつきの発達
Ⅱ.統語機能の発達
Ⅲ.言語発達研究の新しい視点
第3節 アメリカにおける言語発達研究の近年の動向
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.前言語的伝達活動の発達的意義
Ⅲ.ことばの意味獲得に関する近年の研究動向
Ⅳ.言語と非言語的能力との関連
Ⅴ.おわりに
第3章 乳幼児期の言語・行動発達
第1節 精神発達検査を通してみた発達のすがた―発達機能の体制化と相互
連関の検討―
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.乳幼児発達検査をめぐる発達研究の諸問題
Ⅲ.方法
Ⅳ.結果の分析と考察
Ⅴ.全体的考察
第2-1節 質問紙を通してみた発達のすがた
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.方法
Ⅲ.結果
Ⅳ.考察
第2-2節 言語獲得と関連のある諸行動
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.方法
Ⅲ.結果
Ⅳ.考察
第2-3節 発語サンプルの分析
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.方法
Ⅲ.結果
Ⅳ.考察
第3節 行動観察場面を通してみた発達のすがた―行動観察場面における
生後6か月から18か月までの発達傾向―
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.方法
Ⅲ.結果
第4節 発達早期におけることばの知識の構築
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.方法
Ⅲ.結果と考察
Ⅳ.結論
第4章 言語・認知発達についての分析的研究
第1節 言語獲得期の諸問題
Ⅰ.記号獲得の基礎としての認知発達―記号獲得過程における生後6か月
から10か月の対人・認知行動の発達―
Ⅱ.言語獲得の基礎としての認知,対象活動の発達
Ⅲ.乳児期における伝達行為の高次化と認知発達
Ⅳ.言語獲得期の認知発達における問題―言語獲得初期における動作で
の慣用的操作の発達と言語による対象化との関係―
第2節 言語・象徴機能の発達の問題
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.言語の悪意性について
Ⅲ.記号の発達
Ⅳ.言語と象徴機能
Ⅴ.「見立て」研究にみられる象徴機能の発達
第3節 幼児のメタ言語能力とコミュニケーション
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.3歳児の言語行動を中心にした調査
Ⅲ.6歳児の面接時における言語行動と発達初期の言語行動との関連
Ⅳ.結語
第5章 乳幼児の言語・行動発達を規定する要因
第1節 母親の養育態度に関する研究―子どもの年齢による養育態度の変化
および精神発達との関連性―
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.親の養育態度の心理学的研究と母親理解
Ⅲ.本研究の目的
Ⅳ.方法
Ⅴ.結果の分析と考察
Ⅵ.おわりに
第2節 障害のある子どもを育てる親の養育態度―知的障害のある子ども,
ダウン症の子どもを中心に―
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.方法
Ⅲ.結果と考察
Ⅳ.まとめ
第3節 養育環境に関する調査
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.方法
Ⅲ.結果
第6章 ケース研究
第1節 前言語期における発達スタイルの問題―全般的に遅れが
ないにもかかわらず有意味語の獲得が遅れる背景―
Ⅰ.前言語期における発達スタイル・タイプ
Ⅱ.事例について
Ⅲ.2例の発達経過
Ⅳ.2例にみる個人差・発達スタイル
第2節 前言語段階にある知的障害児の言語・行動発達
―言語訓練場面における言語獲得―
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.方法
Ⅲ.結果
Ⅳ.考察
第3節 発達年齢の推移と事例研究
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.方法
Ⅲ.結果と考察
Ⅳ.事例研究
Ⅴ.まとめ
終章 全体的考察
Ⅰ.言語獲得の前提としての認知発達
Ⅱ.適応的行動の発達とその多様化
Ⅲ.遊びと発達
Ⅳ.言語獲得期における社会的認知の発達―自我形成との関連性―
Ⅴ.乳児期における発達の多様さにかかわる問題
Ⅵ.親の養育態度
Ⅶ.方法論上の問題
Ⅷ.おわりに
事項・人名索引
あとがき