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特性概念としての精神的自立に関する実証的研究

定価: 5,500 (本体 5,000 円+税)
精神発達の鍵概念でありながら多義的に使用されてきた自立概念について、文献及び因子構造的分析から、2下位概念の存在とその必要性を示し、基礎的概念を提供。

【著者略歴】
神谷ゆかり(かみたに ゆかり)
1943年 広島県広島市に生まれる
1969年 広島大学大学院教育学研究科実験心理学専攻修了
1969年 江の川学園短期大学講師
1971年 安田女子短期大学講師
1977年 安田女子大学文学部助教授
1985年 安田女子大学文学部教授,現在に至る
1999年 広島大学より博士(心理学)を授与される
目次を表示します。
第1章 “自立”に関する従来の研究とその問題点
 第1節 “自立”の下位概念としての“独立性”と“依存性”
  1.従来の自立概念
  2.自立に関わる概念についての多面的視点からの検討
  3.“自立”に関する従来の心理学的研究
  4.“自立”と,自律autonomyと独立independenceとの関係
  5.“自立”の下位概念の構造化
 第2節 本研究の目的と方法
第2章 “自立”に関する実証的研究
 第1節“自立”における“独立性”と“依存性”の検討
  1.“自立”尺度の作成
  2.“自立”尺度の信頼性の検討
  3.“自立”尺度の妥当性の検討(1)―母親と娘の“自立”得点の比較―
  4.“自立”尺度の妥当性の検討(2)―“自立”度と自我発達との関係
 第2節“自立”の発達的変化
  1.年代別“自立”得点
  2.年代別因子構造
第3章 総合的考察
 第1節 本研究の成果
 第2節 今後の課題
引用文献
資料
あとがき
著者神谷ゆかり 著
発行年月日2002年02月15日
頁数138頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1298-2