はじめに
本論文の構成
第1章 序論
第1節 理科教育研究の概観と概念地図研究の意義
第2節 概念地図法の理論的基盤と今日における展開
第3節 先行研究の問題点と本研究の目的
第4節 概念地図法における概念挿入・概念記入の意味について
第1章のまとめ
第2章 概念地図を構成する各要素(概念,リンク,リンクラベル)
の役割に関する実験的研究
2-1 予備実験 単元内容の理解度と概念階層間の連想強度との関係
2-2 実験1 既習課題における概念地図構成要素の,単元内容理解
に及ぼす役割の比較
2-2-1 実験1-1(概念記入による部分完成法の効果の検討)
2-2-2 実験1-2(リンク記入による部分完成法の効果の検討)
2-2-3 実験1-3(概念及びリンク記入による部分完成法の効果の
検討)
2-3 実験2 末習課題における概念地図構成要素の,単元内容理解に
及ぼす役割
2-4 実験3 作業時間の長さの,概念及び概念間関係把握に及ぼす影響
2-4-1 実験3-1(作業時間5分間)
2-4-2 実験3-2(作業時間15分間)
2-4-3 実験3-3(作業時間25分間)
2-5 事前・事後テスト課題の種類の,概念及び概念間関係把握に及
ぼす影響
2-5-1 実験4-1 疎遠な概念間関係を問う記述式テスト課題による
実験
2-5-2 実験4-2 文章完成法テスト方式による実験
2-6 階層的構造の場合の,概念生成の比率の問題:実験5「岩石」
単元における概念地図完成課題の効果
2-7 循環的構造の概念地図課題における概念生成の,概念および概
念間関係の把握に及ぼす影響:実験6「自然界における物質の
循環」単元における概念地図完成課題の効果
第2章のまとめ
第3章 概念地図作成による教材の学習効果を規定する要因についての実験
的研究
―リンクラベル作成方略の,学習内容把握に及ぼす影響について―
3-1 中学理科における研究:実験7「岩石」単元における概念地図作成
法の効果
3-2 高校化学における研究(1)「糖類」単元:実験8 概念地図法に
よる理科の概念理解促進の試み
3-3 高校化学における研究(2)「原子」単元:実験9 概念地図作成
法におけるリンクラベル作成の効果について
3-4 大学生の復習における検討:実験10 概念地図作成作業における
リンクラベル作成の効果について―復習事態における検討―
3-5 リンクラベル作成方略の問題:実験11リンクラベル作成方略の工
夫による,概念地図作成への導入法の試み
3-6 リンクラベル形態の問題:実験12 概念地図作成法におけるリン
クラベル作成方略の学習内容把握に及ぼす効果について
第3章のまとめ
第4章 概念地図作成実験において生じた問題点とその解明の試み
4-1 実験13 概念地図作成法と概念地図完成課題との効果の比較
4-2 実験14 概念―リンク結合得点と内容把握との関連
第4章のまとめ
第5章 概念地図作成指導に関する実践的研究
実験15 高等学校地学「資源と人間生活」単元における,概念地図法に
よる授業の効果
第5章のまとめ
第6章 本研究のまとめと今後の課題
謝辞
引用文献
資料