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保育者としての成長プロセス

幼児との関係を視点とした長期的・短期的発達

定価: 9,350 (本体 8,500 円+税)

保育者は、子どもとの関係を通して発達する。現職の幼稚園教諭を対象に、保育経験の多寡による違いとは何か、経験が保育者をどう成長させるのかを解明した実証的研究。
※2008年7月31日 初版第3刷発行

【著者略歴】
高濱裕子(たかはま ゆうこ)
1950年 岩手県盛岡市に生まれる
1974年 東京家政大学家政学部児童学科卒業
その後、岩手県立盛岡短期大学付属こまくさ幼稚園教諭として勤務する
1991年 福島大学大学院教育学研究科修了
福島女子短期大学保育科専任講師を経て、お茶の水女子大学研究生となる
1997年 会津大学短期大学部社会福祉学科助教授
2000年 お茶の水女子大学より博士(人文科学)の学位を授与される
2002年 椙山女学園大学人間関係学部助教授
現在 お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授
専攻は発達心理学、保育学
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
序 章 保育者研究の課題
 1.はじめに
 2.従来の保育者研究の枠組み
第1章 理論的枠組み
 1.保育における問題解決
 2.保育システムと保育の組織化
 3.保育者の熟達化
 4.保育者の養成と現職教育
 5.本研究の視点と課題
 6.本研究の構想
第2章 保育者の熟達化プロセス
 1.問題
 2.調査対象
 3・研究1指導の難しい幼児との対応経験
 4.研究2 経験年数と事例への対応
 5・研究3 保育者自身が語る保育者としての成長の認識
 6.第2章のまとめ
第3章 仲間関係と保育者の信念
 1.問題
 2.調査対象
 3.研究4 自己主張タイプ児の遊びをめぐる交渉の発達
 4.研究5 移行期の仲間関係
 5.研究6 仲間との関係形成と維持
 6.研究7 仲間関係の指導についての保育者の信念
 7.第3章のまとめ
第4章 保育者と遊びの組織化
 1.問題
 2.調査対象
 3.研究8 幼児のプラン共有に保育者はどのようにかかわっているか 
 4.研究9 幼児のプラン共有と保育者のかかわり
 5.第4章のまとめ
第5章 保育者と幼児の個人差
 1.問題
 2.調査対象
 3.研究10 保育者と自己抑制タイプ児との意図の相互調整
 4.研究11幼児の個人差と保育者の対応
 5.第5章のまとめ
第6章 総括的考察と討論
1.保育における問題解決
 2.保育システムと保育の組織化
 3.保育者の熟達化
 4.長期的発達と短期的発達の関係
 5.保育者としての発達と成人発達
6.今後の課題
7.おわりに
引用文献
あとがき
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
著者高濱裕子 著
発行年月日2001年12月15日
頁数288頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1288-3