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構成標識と理解支援メカニズム

定価: 9,020 (本体 8,200 円+税)
レイアウトの技法として知られる構成標識がどのように理解を支援するのか、そのメカニズムをモデル化し実証する。人に適合するデザインのあり方を提示した書。

【著者略歴】
山本博樹(やまもと ひろき)
1964年 石川県に生まれる
1987年 筑波大学第二学群人間学類卒業
1992年 筑波大学博士課程心理学研究科修了
1995年 日本認知科学会研究文科会発表賞
2000年 博士(学術)筑波大学
現在 大阪学院大学流通科学部助教授
目次を表示します。
第1章 標識化の効果を研究する意義 
1.1 テクストの人間中心デザイン 
1.2 標識化の重要性と最適化
1.3 標識化によるテクスト理解の支援効果
1.4 標識化による理解支援効果の問題点
1.5 場面順序の理解と標識化効果の位置づけ
1.6 標識化による順序理解の支援
1.7 用語の定義
1.8 目的と構成
第2章 標識化による構成構造の明示(研究Ⅰ)
 2.1 目的
 2.2 物語の構成構造の形式的特徴(調査1)
 2.3 物語の構成構造の形式的特徴と受容性(調査2)
 2.4 物語の構成構造の形式的特徴と種類(調査3)
 2.5 場面の構成構造の形式的特徴(調査4)
 2.6 場面構成の標識化による構成構造の明示(調査5)
 2.7 まとめ
第3章 標識化による構造方略の使用(研究Ⅱ)
 3.1 目的
 3.2 標識化した場合(実験1)
 3.3 標識化しない場合(実験2)
3.4 まとめ 
第4章 構造方略の処理特性と変更過程(研究Ⅲ)
 4.1 目的
 4.2 構造方略の時間特性(実験3)
 4.3 構造方略の発達特性(実験4)
 4.4 構造方略の変更過程―目標構造の明示効果―(実験5)
 4.5 構造方略の変更過程―要点場面の明示効果―(実験6)
 4.6 まとめ
第5章 標識化による修正支援と順序理解の促進(研究IV)
 5.1 目的
5.2 標識化の有無と順序理解の支援(実験7)
5.3 標識化の様式と順序理解の支援(実験8)
 5.4 まとめ
第6章 標識化による順序理解の支援メカニズム
 6.1 標識化による順序理解の支援効果
 6.2 本研究の意義と今後の課題
各章のもとになった論文
引用文献
資料
付記

著者山本博樹 著
発行年月日2001年11月30日
頁数236頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1287-6