子どもの絵と対象の見え方の理解の発達
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はじめに
第1章 人物描画の発達過程 ―人の動きを描く工夫
第1節 問題
第2節 目的
第3節 方法 被験児/課題/手続き
第4節 結果 描画課題/身体意識質問紙/迷路テスト/同図形発見問題
第5節 考察
1.身体各部の写実的表現の年齢的変化
2.写実的表現を促すもの
第6節 要約
第2章 知的写実期の立体の模写 ―似た対象のどの面に注目して描くか
第1節 問題
第2節 目的
第3節 方法 被験児/材料/手続き
第4節 結果
透明コップと不透明コップの中味の措き分け
中味入り透明コップの描き方の文脈による個人内変化
描き分けるための他の手がかり
第5節 考察
1.中味について「知っている」ことと「見える」こと
2.中味を描くことの必要性があるか否かの課題状況
3.知的写実描画の状況依存性
第6節 要約
第3章 「3つの山問題」再考―「見え」の理解を助ける手がかり
第1節 問題
第2節 実験 Ⅰ
1.目的
2.方法 被験児/材料/手続き/条件
3.結果
年齢群間比較
good-view仮説
物語教示効果
4.考察
第3節 実験 Ⅱ
1.目的
2.方法 被験児/材料/手続き/条件
3.結果 年齢群間比較/物語教示効果
4.考察
第4節 実験 Ⅲ
1.目的
2.方法 被験児/材料/手続き
3.結果
4.考察
第5節 全体的考察
1.対象の同一性
2.視点取得課題の状況依存性
第6節 要約
第4章 空間配置課題の文脈依存性―実験材料の性質が及ぼす影響
第1節 問題
第2節 実験 Ⅰ
1.目的
2.方法 被験児/材料/実験状況/手続き
3.結果と考察
得点化
人形基準と家基準の成績比較
提示角度の違い
第3節 実験 Ⅱ
1.目的
2.方法 被験児/材料/実験状況/手続き
3.結果と考察
得点化
手がかりとしての家と鳥
訓練効果の可能性
第4節 全体的考察
1.基準対象の特徴と他の要因との相乗効果
2.「家」の性質―<場所性>と<住居中心性>
3.固定的基準系の段階
4.状況的認知
第5節 要約
第5章 対象物の見え方とあり方の理解―多様な見え方の理解を受け入れる
第1節 問題
第2節 目的
第3節 方法 被験児/材料/手続き
第4節 結果 課題1/課題2/課題3/課題4
第5節 考察
1.視点の特定化
2.同一性優先
3.見え優先
4.制限された見えから奥行きを知る
5.発達過程のまとめ
6.他の視点課題研究との関連性
第6節 要約
第6章 結語
1.状況依存性
2.視覚的特徴重視
3.見えと同一性の関係理解の発達過程
4.今後の課題
1)ものから人に
2)情報処理の個人差か能力差か
引用文献